さてコーヒー豆屋でワイン会? レストランと張り合う
到底無理なことですね。ならばここで出来る最高のパフォーマンス
をやってやろうじゃあ~りませんか!
一応本日のメニュー表から
パワフルお爺ちゃんこと髙橋伯爵もバケットスライス等
早出でお手伝いいただき なんとか12:00にスタート
で肝心のワインは
左から
・ドンナフガータブルット
なにはともかく乾杯は泡でしょ!ってかなりのクオリティなんです!
白、泡何を進めても甘いっ!と言われる
「Mrトスカーナ」の常連さんに今回の泡は「あれは旨いっ!」と
言わしめたのがコレ! だから僕もひと安心! このお方の舌はシャープ
ですからね。シャルドネ50 ピノネロ50のセパージュ。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造らています。
続いて
・白はアンシリア(左)
シチリア 超土着ぶどう カラダットとアンシリカのブレンド。
ドンナフガータ 創業からある自慢の白! 南イタリアらしいふくよかな
果実味とミネラリーなバランスがあって 飲み易く 野菜、魚中心のお食事には
いいんじゃないでしょうか? ドンナフガータ=アンシリアっていう位
ド定番のワインらしいです。
いよいよ赤
・セダーラ(真ん中)
このセダーラが造られるようになった頃から映画「山猫」色が強くなって
きます。「セダーラ」とは 劇中タンクレディ(アランドロン)という
侯爵の甥と結婚したアンジェリカ(クラウディオカルディナーレ)の父親
ドン・カロージェロ・セダーラ(パオロストッパ)からきています。
シチリアを代表する土着品種「ネロダーヴォラ」に国際品種をブレンド。
いい意味でも悪い意味でもネロダーヴォラでつくるワインは素朴でぼてっと
した田舎の臭いを感じるものが圧倒的に多い中 このセダーラは珍しく
洗練されたワインです。 しっかりとタンニン、果実味を感じるも後味は
エレガントに纏まる。。ちょっと都会の臭いのするネロダーヴォラです。
ボクから言うと「エロダーヴォラ」(笑)
ちなみにわが髙橋侯爵は「ネロダヴォーラ」と発音します。 通~ぽいですね。
そして!そして! 世界的にも有名なデザートワイン。
・パッシート「ベンリエ」
パッシートといって極甘口のデザートワイン。
・ベンリエ
ジビッボというこれまた超マイナーなブドウでつくるんですね~
しかしシチリアを代表するベンリエ
地中海、シチリアとチュニジアの間に浮かぶ火山島パンテレリア島で
造られています。 とにかく優雅な気分にさせてくれる逸品。甘く
そしてフルーティな酸もしっかり。 これヤバイです。
そして料理の方は ボクとろみひで ドタバタ劇場@フレスタを
繰り広げながら なんとかやれた感じです。 大目に見てくださって
みなさんありがと!
写真も撮る暇もなく 終始ヤラれまくりの焙煎人。
なんせカセットコンロ2台をフル稼働してやったのですからね
これもボクのルーツなのです。 「オーバカナル」でギャルソン時代は
カセットコンロでステーキ焼いてたので、、、、懐かしくもなってきました。
せめてシチリアが舞台だから、、、パスタもそれっぽくしようと
「カサレッチェ」というS字にひん曲がったショートパスタで
ソースはオリーブオイルとアンチョビ 具はマグロのソティ
茄子、トマト、アーモンドチップ 仕上げはイタリアンパセリに
ペコリーノチーズを削って!
キッチン内のドタバタ劇場をよそに、、、、、
髙橋伯爵の歴史、文化の話しを最高の食事として
終始和やかな雰囲気で良かったです。
ドンナフガータの正規代理店社長さんもわざわざ都内から
駆けつけてくれました。
あ~長くなってしまったので
次回につづく!