熟成仏ブルゴーニュ

今日は3/10ワイン試飲会 スペシャル企画「熟成イタリア熟成仏ブルゴーニュ」
のブルゴーニュ編です。



GEORGES LIGNIER VOLNAY PC 2006
 ジョルジュ リニエ ヴォルネイ PC 2006  7000円+TAX 
(ブルゴーニュ・ヴォルネイ産プルミエクリュー/ピノノワール100/ミィディアムボディ・赤)

2006産のブルゴーニュでも「コート ド ボーヌ」ヴォルネイエリアで造られるワインです。

まずはブルゴーニュの地図をご覧ください。




Cote de Beauneの中の↓


ヴォルネイとは↑(地図22)に位置します。

「ジョルジュ リニエ」というドメーヌのワインです。


↑の地図⑦モレサンドニを本拠地にして、③マルサネ、⑥ジュヴェレ シャンベルタン
⑧ジャンポール ミュジニィなど
4つのグランクリュ(特級畑)を所有し、畑も16ヘクタールと比較的大きな土地を所有するドメーヌ。

非常に高い評価を受けていながらも、現在も生産量の半分をネゴシアンに売却しているため市場に流通する量の少ないドメーヌでもあります。

※ネゴシアン⇒「ブドウを農家から買ってワインを造ったり、出来たワインを買って販売する業者」のことです。


ブルゴーニュの大部分のドメーヌが、70年代、80年代に化学肥料を多用し個性の薄いワインを作っていた時期に、誘惑に見向きもせず、かたくななまでに使用する肥料は堆肥のみ。

醸造に関しても、天然酵母のみを使用しワイン造りを行ってきた、本当の意味で
「古典的なブルゴーニュ」を造り上げる生産者です。


ウケを狙った?作り込んだあまい果実味ではなく、ギュッと凝縮したエキス分と、
ミネラル感を封じ込めた骨太のワインは、本当に長期熟成型。
1本空ける頃にこのワインの良さがしみじみわかるって感じ。


色も流行の濃い色調とはことなり、やや薄めですが、その色からは想像できないほどの
強い旨みが閉じ込められています。



色調も赤というかレンガ色に薄かったです。


昨年末輸入元さんの薦めもあり半分自分用に買っていました。
ちょうど新年会もあったので、開けるにはナイスなタイミングでした。


グラスに注いだ感じからも熟成の高さを楽しめそう!
予想通り口当たりは超が付くほどしなやかで、スルっ~と喉を通過します。
酸も尖りが無くなって果実の若干の甘みとミネラル感。旨みの余韻が押し寄せて
きます。メゾンカイザーのバケットがより美味く感じてきますね。


たぶん今飲むのが良いタイミングな感じのワインです。

1/3位残ったエキスをちょうど一週間経ったころ飲んでみのですが、、、、

それでもしっかりと旨みが残ってましたね。


 パワフルさは無いけどクラシックなブルゴーニュらしいブルゴーニュワイン
を楽しみたいと思っている方にはまさにドンピシャです!