2007の熟成感

こんばんは! つくば市並木ショッピングセンター内 自家焙煎コーヒー豆とイタリアワインの専門店
フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野です。

いよいよ今週の土曜日「第10回ワインスペシャル試飲会」が開催されます。
以前もご紹介しましたが、今回のスペシャル企画は

「イタリアVSブルゴーニュの熟成対決」 

そこでこのワイン紹介するのすっかり忘れてました!(笑)
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■Brunello di Montalcino Manachiara

・ブルネッロ ディ モンタルチーノ マナキアーラ2007 
 フルボディ・赤 12000円+TAX


【イタリア3大ワインのひとつ「ブルネッロ】
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、イタリアトスカーナ州のワイン産地で、サンジェヴェーゼの変異種であるブルネッロを使った力強いワインを生産している地域です。バルバレスコやバローロと並んで、イタリアの3大赤ワインとして賞賛を受けています。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、イタリアトスカーナ州のワイン産地で、シエーナ県南部にあるグロッセートとの県境に「モンタルチーノ村」があります。








左側地図⑦がモンタルチーノ村。このエリアがDOCGの認定を受けたのは1980年で、バローロと並んで最古の指定となっています。


【ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ産のワインの特徴】
イタリアンワインの大半を構成しているサンジョヴェーゼ種ですが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのぶどうはサンジョベーゼの突然変異種だと言われています。特に粒が大きく皮が厚いため、
サンジョヴェーゼ・グロッソ種または、ブルネッロ種と呼ばれて区別されているようです。

また、タンニンについても他の品種と比べてきめ細かく力強くなっており、グロッソという名前のとおり、
フルボディワインには最適な品種と言えるでしょう


※グロッソ=イタリア語で大きい、荒いとかを意味する。
 因みに「キァンティ」エリアは「サンジョベーゼピッコロ」ピッコロはイタリア語で「小さな」という意味で、この品種のサンジョヴェーゼは実際に粒が小さめです。
「ブルネッロ」は粒の大きいサンジョベーゼって感じですね。



このブルネッロ・ディ・モンタルチーノを名乗るワインは100%全てにおいて、ブルネッロ種を使っていなければいけないとされており、その濃さとタンニンの強さから、最低でも4年という長期間の熟成が必要とされるのが特徴です。(その中でも2年間はオーク樽の中で熟成されるとか…)


ベリーの香りとガーネット色の見た目、バニラとスパイスのニュアンスを持つのが特徴。熟成に耐えられる力強さを持っており、抜栓についても他のワインとは違っていて、ヴィンテージであればあるほど早めに栓を抜く必要があります。古くからあるワインの教科書によれば、飲む8時間前に栓を抜くようにと書かれているほどです。


以上がブルネッロ ディ モンタルチーノというワインの歴史、特徴です。


で!今回の出展されるブルネッロは「テヌータ シルヴィオ・ナルディ」の単一畑「アマキアーラ」の
サンジョベーゼグロッソ(ブルネッロ)のみで造られた、、、、
「ブルネッロ」の良ヴィンテージのひとつである「2007」産です。

現ワイナリー当主「エミリア・ナルディ」女史。彼女の父「シルヴィオ・ナルディ」は、1950年にモンタルチーノの土地に1,216haの土地を購入、ワイナリーを興しました。1962年から所有している古い畑であり単一クリュ(畑)がこのマナキアーラです。
1985年頃からエミリアが当主となり、「ナルディのフラッグシップワイン」としてブルネッロ・ディ・モンタルチーノの単一クリュとなるマナキアーラを1995年ビンテージから醸しています。


ステンレススチールのタンクで醸しと発酵が約20日施され、フランス産の新樽バリックで12ヶ月の熟成後、スロヴェニア産の大樽に移され18ヶ月の追熟成の後瓶詰めされます。


【エミリアのワイン哲学である「ソフト&エレガント」】
所有畑はブルネッロ生産地域の北西部と東部に位置し、ナルディの「ブルネッロ」はパワフルな南部のブルネロと比較し、力強さに上品なエレガントさがプラスされます。


僕も2015冬以来の「マナキアーラ」です。たぶん密度の高い、どっしりとしたフルボディさを感じると
おもうんですよね!でもでも!しっかりと良質の酸が溶け込んでいるので、重さを感じながらも、もう一杯‥と杯はススム。ワインなんじゃないでしょうか???   実に楽しみです!こうご期待!!