ワインの澱(オリ)

今日はワインの澱について
先日、常連さんから味はOK!しかし結構な澱があったと空き瓶を持参いただきました。


※ボトルの肩の部分にべったりと澱が、、、、



※見えにくいかも?ですが、、、真っ直ぐなラインを引いたような一本の線もあります。


この画像から想像出来ることは、、、瓶を横にして保存されていたということがわかります。
↑のようなラインを引いたような澱が出るっていうことは真面目に瓶を寝かせて保存されていた証拠ですね。
流石 ドンナフガータ高級ワインです。

ヴィンテージは2012 ちょっと早いかなぁ?って感じですが、ノンフィルター(無濾過)のワインだろうから
澱が出る可能性はアリですね。 もっとも味わいには何も問題はなかったと仰っておりました。


赤ワインを光にかざすと、黒っぽいゴミのようなものがフワフワとボトルの底周辺に漂っているのが見えることがあります。これはオリ(澱)と呼ばれるもので、長く熟成された上質な赤ワインに多く見られます。
この正体は、ワインの熟成途中で、渋み成分であるタンニンや、ポリフェノール・酒石などが結晶化したものです。ワインがまだ若いうちにオリが生じることは少ないですが、色が濃く、渋みや酸味が強く飲み頃になるまで長い熟成期間を必要とするワインの場合、年数が経って熟成が進むにつれてこれらの成分が固まってオリになります。
上質なワインほどオリが見られることが多いというのは、ポリフェノールやタンニンを豊富に含んでいるからであって、濾過が正常におこなわれていないワインというわけではありません。


オリは、ワインの旨み成分がボトルの底に沈殿したものなので、全く人体に影響を及ぼすものではないので、ご安心ください。


今後、飲む前にオリを発見したら、開ける数日前から瓶を立てて置き ワインを注ぐ時にオリが舞い上がらないようにしっかりと底に沈めておいてください。