フランスワインの2大産地である「ボルドー」「ブルゴーニュ」の違いのお話として
まずワインボトルの違いからです。
世界のワインには様々な形状のボトルが使用されていますが、、、全ての話は置いておいて
画像向かって左側が「ブルゴーニュ」タイプ
右側が「ボルドー」タイプのボトル形状です。もちろんブルゴーニュ産のワインは
「ブルゴーニュ」タイプを使用し、ボルドー産ワインには「ボルドー」タイプを使用します。
それにはちゃんと理由がございます。
◆ボルドータイプは「いかり肩」と呼ばれ、肩の部分がはった形ですよね。(画像右)
ボルドーワインにはタンニン(渋み)が多く含まれる長期熟成型のため、澱(タンニンやポリフェノール
が結晶化したもの)がたくさん出やすいのです。そこでワインをグラスに注ぐ際、澱が入らないよう、
ボトルの肩の部分に澱が溜まりやすい「いかり肩」の形状が好まれたという歴史です。
◆一方、ブルゴーニュタイプは、ボルドーワインに比べて澱や沈殿物が少ないため、なで肩の形に
なっています。そして!!ブルゴーニュでは古くから『カーブ』と呼ばれる地下室にワインを貯蔵して
いましたが、狭いスペースを無駄なく効率的に保管するため、ボトルを交互に入れられるこの形が
好まれたという歴史背景があります。
所謂地下にあるワインセラーです。
今日は簡単な違いからスタートしました。