タンザニアコーヒー

つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒー豆とイタリアワイン専門店
フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野です。

今日はタンザニアコーヒー、、、すなわち「キリマンジャロ」のお話です。



キリマンジャロは言わずと知れたコーヒーの有名な銘柄です。しかし、近年ではキリマンジャロが
一般的になり特別感が薄れ、加えて様々な風味のコーヒー豆も
増えてきました。エチオピアのイルガチェフやケニアに些か押され気味です。といっても
キリマンジャロには、その名を知らしめるに十分な優れた風味があります。





まずはエピソードを絡めた歴史からどうぞ

タンザニアにコーヒーが伝わったのは1890年代のことだと言われています。カトリック教の布教を
行なっていた宣教師が、レユニオン島(ブルボン島)のコーヒーを持ち込んだのがその始まりとのこと。

その後、東アフリカを支配していたドイツの手により、コーヒーノキのプランテーションを
はじめました。しかし、当時の技術では雨の多い東アフリカでのコーヒー栽培が難しく、収穫は上手く
行かなかったそうです。

◆高地の方がコーヒーは育つ
ドイツ政府がキリマンジャロの低地を自国民の農地として確保し、高地を現地のチャガ族の居住区・
農地として割り振ったことも収穫が上手くいかなかったことに影響していました。

今現在は常識として「高地の方がコーヒーは育つ」という前提がありますが、
当時は知識も経験ないため、良質なコーヒーが何故チャガ族の農地でのみ育つのかが不思議で
仕方なかったではないでしょうか。


キリマンジャロでコーヒーが作られた頃は、まだキリマンジャロがブランドとしての価値を持って
いませんでした。1900年頃は、ヨーロッパで値段の安いロブスタ種のコーヒー豆が一躍人気となって
いたので、タンザニアで作られるアラビカ種は苦戦を強いられていました。

当時はキリマンジャロで作られたコーヒーがイエメンに輸送された後“モカ”
ブランドとしてとしてヨーロッパに輸出されたそうです。マジでっ!笑

◆日本で人気が出た理由
日本は、ドイツについでタンザニアコーヒーの輸入が多い国でもあります。
世界的にはそこまで人気のある銘柄ではありませんが、ドリップ向きの豆であることや、
ヘミングウェイ作の映画「キリマンジャロの雪」がヒットしたことがキッカケでキリマンジャロは
日本で一大マーケットを築くこととなったという歴史があります。。。。

ブルマン、ハワイコナと世界三大コーヒーのひとつである「キリマンジャロ」
現在ではモカやブルーマウンテンと並び、国内で3本の指に入るブランドコーヒー豆になっています。
まぁ~昔からある銘柄ですからね。。。ネームバリュは高いです。


重複してしまいますが、、、近年ではキリマンジャロが一般的になり特別感が薄れ、加えて様々な
風味のコーヒー豆も増えてきました。そのため既存のコーヒーと差別化を図るため、キリマンジャロと
いう名を冠さず、農園名や独自のブランド名を用いるコーヒー豆も増えてきています。
それも解ります。一般に「タンザニア」としか謳っていない豆はタンザニア全土から集められたコーヒー
で輸入されるロットによって味も風味も変化するため不安定です。



◇キリマンジャロの味わいの特徴

全体的には「中煎りだと明るく華やかな傾向」にあり、「深煎りだとしっとり奥ゆかしさを感じる」香りの
特性を持っていると言われています。※深煎りはやったことないのでわかりません。
爽やかな酸味とビターオレンジのようなほろ苦さがあります。焙煎によってはコクを出すことも
出来ますが、、、個人的にタンザニアコーヒーはコクが出る手前のサラっと爽やかに飲める感じが
良いのでは??とおもいます。バランス良い仕上がりのキリマンジャロは爽やかな酸味と若干の甘さを
感じ、、、お昼ごはんで脂っぽいものを食べた後の口直しに最適なコーヒーだとおもいます。




◇ご安心ください!


フレスタで取り扱っている「キリマンジャロ」はリビングストンという単一農園で生産された豆です。
『キリマン=酸っぱい』 というはなしは今でも存在しておりますが
質が良い豆ほど酸味が柔らかいのでずっとこのリビングストンを使っています。
と言ったってやはり特長はスッキリ感と酸味です。
コクは出さずサラっと飲めるような焙煎をしています。もちろん酸味は
ありますよ。。。でもあなたが危険に感じるような酸っぱさでないのでご安心ください。