フレスタプラス@あらの珈琲 荒野です。
今日はフランスワイン二大産地ボルドーとブルゴーニュの比較VOL2です。
「シャトー○○」という銘柄のワインをよく目にしませんか?
ボルドーの格付けワインで有名な「シャトー・マルゴー」や「シャトー・ラ・トゥール」にも
「シャトー」という文字がついていますね。
では、ブルゴーニュのワインは??
ブルゴーニュのワインにシャトーの代わりに「ドメーヌ」という言葉があります。
ブルゴーニュにおいて最も偉大なワイン「ロマネ・コンティ」の生産者をDRCと呼びますが、
「Domaine de la Romanee-Conti」(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の
頭文字をとっています。
ボルドーの「シャトー」、ブルゴーニュの「ドメーヌ」は共に、ブドウ畑を所有し、
ブドウの栽培・醸造・熟成・瓶詰までを自分たちで行う生産者のことを示します。
ボルドーの「シャトー」は、もともと「お城」を意味します。
お城のような邸宅を醸造所にし、広大な敷地に
ワイナリーとしての大規模な設備を構えているところが多いです。
※まるでホントお城のようです。
※ボルドーのシャトー まるでホントお城のようです。
ブルゴーニュの「ドメーヌ」は、「所有地」を意味します。
家族経営のところが多く、敷地も規模も小さいので生産量も必然的に少なくなります。
※ブルゴーニュのドメーヌ。如何にも作業場の雰囲気
それぞれニュアンスは少し異なりますが、
「自社畑でワイン造りを行っている生産者」という意味では、「シャトー」も「ドメーヌ」
も同じなのです。
これらは「ボルドワイン=貴族」
「ブルゴーニュワイン=修道院」という歴史背景も
絡んでいるのでは、、、、、と。
次回の「格付けの違い」でもこれらが
関係するところ大だと感じます。