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コロンビアコーヒー

2019年1月24日

焙煎人荒野です。今日はコロンビアコーヒーのお話です。先ずはコロンビアコーヒーの歴史から見て
いきますか!

◇コロンビアコーヒーの歴史

コロンビアにコーヒーが伝わったのは1730年前後。東部の都市“タバヘ”にある
「サンタ・テレサキリスト教修道院」に植えられたコーヒーノキが、すべての始まりだとされています。

1800年半ばには、内陸部のサンタンデールでコーヒーの栽培が行われていましたが、他のラテンアメリカ諸国やブラジルには大きく遅れを取っていたようです。19世紀の終わりに差し掛かると、コーヒー需要が増したことによりサンタンデールの他アンティオキア、クンディナマルカなどで活発にコーヒー栽培が行われるようになりました。
コスタリカを目標とするコーヒー生産
周辺諸国に遅れを取っていたコロンビアは、ブラジルのように安い豆の生産を大量に行う農策を取りませんでした。当時、高品質の豆を生産することで評判の高かったコスタリカを目標とし、“コスタリカよりも良い豆をコスタリカよりも多く生産する”ことを目指していたのです。

コーヒー生産への乗り出しが早かったブラジルに生産量では勝てないことを知っていたラテンアメリカ諸国は、量よりも質の良いコーヒーを生産していきまいした。
◇コーヒーの栽培に向いているコロンビアの環境
コロンビアの環境(地形、気候)は、コーヒーの栽培に適していると言われています。太平洋とカリブ海という2つの海に面していながら、森林にも恵まれた丘陵地帯であり、コーヒーに必要な要素である降雨量・日照時間・温度差の全てが兼ね備えられているのです。

南北に渡って走るアンデス山脈があることで、昼夜の温度差もあり、雨季だけではなく乾季があることで降雨量のバランスも取れています。このような恵まれた環境から、現在も世界有数のコーヒー生産国として日本でも定番の銘柄です。


日本では「エメラルドマウンテン」という高級豆が定番の銘柄となっているコロンビアコーヒー。その歴史を見ていくと、恵まれた栽培環境とコスタリカを目標とした高品質なコーヒー豆の生産が行われていたことがわかりました。多くの方がコーヒー関連の産業で収入を得ていることもあり、コーヒー業界の仕事は、コロンビアの国家的な産業なのです。



個性溢れる3つの生産地域
南北に広がり、標高の差が大きいコロンビアでは、年間を通してコーヒーの収穫が可能です。日本の約3倍の面積があり、各地でコーヒーの味わいの特徴や、暮らしている人の衣装や顔立ちも違います。
◇北部地方
このエリアのコーヒーは、低めの標高と高めの気温の土地で栽培されます。
味の特徴:柔らかな酸味、程々のボディ感、ナッツのようなコクと、チョコレートのような香り。

◇中部地方
雨季と乾季が散在して起こる気候により、年間を通じてコーヒーの収穫が可能です。メイン収穫は9月から12 月に、「ミタカ」と呼ばれる第2期は4 月から6 月に行われます。
味の特徴:フルーティでハーブのような香り→中煎り向きの豆ですかね。


◇南部地方
赤道に近いこの地域では、標高が高く、気温が低い土地で栽培されます。
味の特徴:高酸味、ボディが強めで柑橘系で甘い香りのまろやかな味。南部の豆は深煎りでもイケます!


生産量は年間およそ65万トンで、ブラジル、ベトナムに次いで世界第3位になります。

栽培品種は、すべてアラビカ種になります。カトゥーラ種とバリエダコロンビア種がそのほとんどで、ティピカ種、ブルボン種はわずかです。
バリエダコロンビア種はアラビカ種とロブスタ種の交配によって生まれたもので、
病気に強く収量も多くなりますが、品質はアラビカ種の純木より劣ります。

◇「昔のコロンビアコーヒーは美味しかった~」
コーヒー業界に入って今まで何度となく耳にしたフレーズです。コーヒー栽培に適した自然環境と並んで
コロンビアがメジャー産出国になった要因は「コロンビア・マイルド」と言われ昔ながらの風味豊かな
「ティピカ種」をメインに栽培していたからなのです。




◇南米を中心に広まり収束の目処が未だ立たない「さび病」の被害
コーヒーの木固有の伝染病でコーヒーの葉にさび状の斑点を付け葉を落とし、やがては木全体を枯らしてしまう。そしてこの伝染病の最も恐ろしいのはその爆発的な伝染力です。各国のコーヒー産出国も決して手をこまねいていた訳ではなく様々な対策を施してきました。そこでコロンビアコーヒー生産者連合会、「FNC」は2007年大胆な方策をとったのですよ。。。。かって「コロンビア・マイルド」として世界から愛されていた木(ティピカ種)を病害虫耐性の高い 「ハイブリッド品種」に国をあげて転換したのだ。
果たして「古き良きコロンビア・マイルド」の味を捨て、安定的な供給を目指しました。その「ハイブリッド品種が「バリエダコロンビア」です。
ロブスタ種(病気耐性が非常に高いがカップ品質が落ちる品種)とアラビカ種を交配させて生まれた
ティモール種をベースに開発された品種です。
※注)ここでいう「カップ」とは飲んだ時の味わいや風味を差します。

◇『コロンビアコーヒー歴史上の失敗』
ロブスタの血が濃すぎてカップ品質が改良に改良を重ねても一向に改善されなかったからです。
現在コロンビアコーヒー全体の60%を占めるのが「バリエダコロンビア」。現在コロンビアで出荷されているコーヒーはバリエダ・コロンビア、カツーラ、ティピカのブレンドで在来種である。テイピカ種100%は
ほとんど無いと言われています。この国策を期にコロンビアコーヒーはどんどん評価を落としていきました。
この品種改良は結果として失敗と言われています。現在はまた別の改良品種が栽培されているようです。

◇一般的な特徴として、、、、
芳醇な甘み、やわらかな苦みとコク、豊かなフルーティーさが特徴とされており、
酸味も突出せずバランスがよくマイルドなコーヒーと謳われていています。
ブレンドのベースとしても使いやすく、様々な楽しみ方ができます。
ボクも色々なコロンビアコーヒーを焙煎してきましたが、、、ハイブリッド品種とアラビカ種のブレンド
を美味しく焙煎することはかなり難しいと感じますね。