ニカラグアコーヒー

つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒー豆とイタリアワイン専門店
フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野です。

事前告知として来月は中米ニカラグアから新着のコーヒー豆が入荷予定です。
というわけで今日はニカラグアコーヒーのお話を。。。。

ニカラグアは中央アメリカの国々の中の1つであり、同じコーヒーの産地として名を馳せるホンジュラスとコスタリカに挟まれています。面積は約13万?であり日本の1/3くらいの大きさであり、わかりやすくいえば北海道と九州を足した位の面積です。人口は約600万人しかおらず、そこまで大きい国ではありません。
歴史的にスペインから植民地支配を受けていたことがあり、その時に植民地支配へ反乱軍として戦った現地人「ニカラオ(Nicarao)」から由来して、ニカラグア(Nicaragua)という名前がついたと言われています。


綺麗な海岸や火山など豊かな自然は観光地としても有名。他には肉類やゴマの生産が盛んであり他国へと輸出しています。その中でもコーヒーの生産はニカラグアの輸出品の上位を占めており、国の経済を支えています。



ニカラグアでは、国のど真ん中を火山が走っており、その影響でミネラル分の多い肥沃な
火山灰性の土壌となっており、コーヒーを栽培するのに最適。

また、雨季と乾季がはっきりとしており、5月~10月の雨季には雨量が多く、
11月~4月は乾季となっております。積土に近く亜熱帯気候ですので
平均気温は24度とコーヒーを栽培するにはやや暑いのですね。しかし標高の高いエリアで
栽培することで平均気温を低めに抑えています。


←地図を参照
コーヒー農園は、ニカラグア南部ではマナグア地区の標高500m~800mで多く栽培されており、ニカラグア北部では標高650m ~1,000mのマタガイパ地区や、標高650m~1,650mのイノテガ地区で多く栽培されています。
ニカラグアのコーヒーの生産方法は他のコーヒー生産国と少し異なっており、コーヒー農家のほとんどは大規模なコーヒー農園で効率的に栽培及び収穫をしています。もともと国全体の人口が600万人ほどしかいない割には面積が中央アメリカで1番大きいので、それに合わせてコーヒー農家の面積的な規模も大きくなっているんですね。




※ニカラグアを代表する品種「ジャバニカ」
◇ニカラグア産コーヒーといったら「ジャバニカ」
ニカラグアコーヒーの味わいの特徴として口当たりが柔らかくて甘みもありさっぱりとした
酸味とバランスのとれたコクも特徴的であり、とにかく柔らかく飲みやすいコーヒーです。
全て「アラビカ種」で栽培品種は様々。「ブルボン種」もあり「カツーラ種」そして大粒の
「マラゴジッペ種」もかなり栽培されています。しかし現在はニカラグアコーヒーの代表選手と
言えば、、、「ジャバニカ」種


ジャバニカは「ジャバ」と「ニカラグア」の造語です。ジャバニカはインドネシアの
ジャワ島のジャバコーヒーと同じティピカロングベリーという種類のコーヒーなので
そう呼ばれてるのです。

実際にニカラグアの北部エリアは、コーヒーを栽培するのに最適なエリアであり、コーヒーの
生産地として名高いジャワ島に非常に似ているらしく、、、ジャバニカの味はマイルドで飲みやすく、
バランスのとれた個人的にも好きな風味のコーヒーです。

このジャバニカ問わずニカラグアのコーヒーは美味しいコーヒー豆が多いってここ数年のボクの
印象です。