ブルーマウンテンはなぜ高い?かの要因

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲
焙煎人荒野です。


ブルーマウンテンNO1クライスデール
今月、創業9周年記念として
「ブルーマウンテンNO1クライスデール」を
数量限定で販売しております。

今も昔も高価なコーヒー豆です。正直仕入れ
額も他のアラビカ種の豆と比較しても
4-6倍します。

そんな要因もあり近頃「なんでブルマンって高いの?」
という声を聞きます。


というわけでブルマンが何故高額なのかをいくつか
調べてみました。



他国で生産されている豆は、多くは個人の農園で
栽培されているのですが、(一部例外はあっても)
ブルーマウンテンはジャマイカ政府が徹底的に栽培の
管理をしています。
ブルーマウンテン山脈の標高800~1200mの
限られたエリアに
境界線を引き、ここで生産されたコーヒーだけが
ブルーマウンテンの
名称を使用してよいと法律で定めました。
これが「ブルーマウンテンエリア」です。
ブルーマウンテンエリア地図
※ブルーのエリアが「ブルーマウンテンエリア」


このエリア内にセントアンドリュー教区の「クライスデール」地区
「セントピータース」地区「ウエストファリア」地区
「ミドルトン」地区等さらに細かなエリアにわかれている。


さらに農務省及びコーヒー産業局がコーヒー産業の
一切を管轄していて、コーヒー産業規制法で、
ブルーマウンテンの商標を使用を細かく規定し、
コーヒー産業局がブルーマウンテンの商標を
許可するんだそうです。


本来「ブルーマウンテン」の品質に相応しい
条件が揃っているのは
山脈の800-1200mの一部のブルマンエリアだけに
限られており収穫量自体極少量です。

ジャマイカのコーヒー生産量は約7000トン、
(ブルマン含め)
これは世界の生産量の0.1%程です。



そのなかのブルーマウンテンの80パーセント以上は
日本に輸出されます。
日本で販売されている量なんて高が知れていますよね。
しかし逆に言うと
ほぼほぼ日本でしか飲めないことでしょう。
これも希少性を生んでいます。

それに輪をかけ、、、
値崩れしないよう、収穫量が制限されます。
そして目先の外貨獲得のため、安易に区画を
広げませんでした。


◇厳格な等級格付け
等級も国が定めているだけあって格付け基準はとても
厳しいものなんだそうです。一番品質の良い等級のものを
「ブルーマウンテンNo.1」として、No.2、No.3、ピーベリー、
木製の樽に詰められて輸出されます。

※木樽で輸入されるコーヒー豆はブルマンのみです!
 これもブランディングですね。




さらにこれはホントのようなウソのような話ですが、
戦前、ジャマイカのコーヒーが日本に入って来た時
「英国王室御用達」という
宣伝文句・広告コピーが使われたそうです。
全く根拠のないものだったそうですが、
当時のコーヒーのなかでは品質も良く、
味も日本人好みだったため浸透して
高級コーヒーになったということです。


以上がブルーマウンテンというコーヒーが
今でも高額な価格で取引されている要因です。


美味しい、美味しくないは別として
国が厳しく管理した狭い区画でしか栽培できず、
収量も制限され、
格付け基準が厳しい高品質なコーヒー。
というブランディングの徹底ですね。

要は
「ブルーマウンテン」というブランド力
ということじゃないでしょうかね。。

そしてこれは日本人の伝統芸「ブランド好き」も大きな要因ではないのかなぁ~笑


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