スタバと大量閉店「黒船チェーン」の決定的な差とは??

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。

今日はある経済誌の記事から、、、、
スタバと大量閉店「黒船チェーン」の決定的な差とは??

当店も少なからず飲食をテーマにしたお店を経営して
いることからとても興味深いなぁ~と。



そして
自分たちのコンセプトを一貫してやる抜く大切さ
痛感しましたね~。





一時は日本でも熱狂的な支持を得たフードチェーン店の
大量閉店が相次いでいます。
バーガーキングが5~6月で23店舗を閉店
サンドイッチチェーン世界最大手のサブウェイも
過去5年間で200店規模での閉店
一昔前にはあれほどの長蛇の列ができていたクリスピークリーム
ドーナツも新宿駅南口にあった1号店はすでに
2017年で閉店しています。


この3社本国アメリカでは大成功のカテゴリでしょ?


しかし各々諸事情、理由、日本おいての弱点は違えど
日本市場ではかなり厳しい状況です。

だから撤退なんですけどね、、、、




■しかし事情は違ってもそれぞれにある共通点とは?


アメリカで大成功して、そのコンセプトで日本に上陸して、
日本でも当初は歓迎される。しかしプチプレミアム価格帯であることが
途中でマイナスに働くようになり、やがて需要が減少していく。

※「マクド」のような徹底的な低価格路線とは一線をおいている

起きてきた事象を見てみると、
よく似たことが3つのチェーンともあるわけですよ。



3社のチェーンはどれも、アメリカで成功したコンセプトが
日本市場に文化として受け入れられなかった。。。




バーガーキングがなぜアメリカで成功したのか。
理由はマクドナルドとよく似たメニューをそろえながら、調理の際に網焼きにすることで
余計な脂を落として調理したことです。ハンバーガーというジャンクフードを
調理のプロセスで少しだけ健康によい食べ物に変えた。
これが!バーガーキングの成功コンセプトです。


アメリカではこのことがCMで強調されていて、
全米のお父さん、お母さんが「ハンバーガーを食べに行きた~い」という
子どもを連れて行く店として、
マクドナルドよりもバーガーキングを選択したんですね。




日本のバーガーキングは最初の上陸から20年以上が
経つのに、この最大の特徴を日本市場できちんと伝え
られなかった、、、。


結果、子どもの顧客は少ないまま。そしてジャンクフードが
好きな顧客はマクドナルドに流れ、健康的なハンバーガーが
好きな顧客はフレッシュネスバーガーへ。。。
なぜ存在しているのか消費者にもよくわからない。
中途半端な存在になってしまったわけです。



じゃサブウェイは?というと
そもそもアメリカでは「サンドイッチを夕食としても
食べる文化がある」という前提で成長した企業
なんですね。

細長いパンを真ん中で半分に切ったサイズが
ランチ用、パン一本分のサイズがディナー用
これがサブウェイのコンセプト!


しかしこのコンセプトが日本市場に根付かなかった。
日本ではあいかわらずサンドイッチは
昼食で食べるメニュー。



結果ランチの女性向け需要のみ。
それ以外の時間帯の需要が創造できなかった。
しかも男性にとっては量がちょっと物足りない。
※そそ!確かに日本では海外で食べるより
 ボリュームが小さい!

男性を捨て、夕食を捨てればアメリカの4分の1の
業績になるのは必然ってことですよね。
日本市場特有のニーズに20年間フォーカスしすぎて、
文化を変えられなかった、、、、


言い方変えると
サブウェイは日本の文化を変える投資を
27年間怠ってしまった。だから本来の強さが
刺さらない市場で戦い続けるという苦しい状況を
自らが招いてしまった、、、、自爆です。



次回に続く、、、、