まずは浅煎りコーヒーフェルターで実際テストしました。

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。
今日はコーヒードリップで抽出する際に使用するペーパーのお話し。

アバカコーヒーフィルター
↑当店で販売しているペーパーフィルターは三洋産業の「CAFEC」というブランドの
ものです。

この[CAFEC」が今回焙煎度の違うペーパーフィルターを販売開始しました。
浅煎り用、中深煎り用、深煎り用の3タイプです。
焙煎度別ペーパーフィルター浅煎り用
※コチラ↑は浅煎り用です。

「CAFEC」というブランドを創業された中塚氏は、自ら焙煎~抽出も行う中
「家庭でより簡単に美味しいコーヒーを楽しんでもらうには?」を抱いておりました。
コンセプトは「簡単に・・・家庭で・・・」です。
中塚氏はペーパーフィルターに拘り続けたパイオニアとして研究を重ねトライ&エラーを
繰り返しました。 そして抄紙工程後(紙をすく工程)の乾燥具合を変化させることで
抽出スピードをコントロールする方法で今回の「焙煎度別ペーパーフィルター」を開発した
わけです。


●浅煎りコーヒーフェルター
焙煎度別ペーパーフィルター

※↑は先日テストした浅煎りコーヒーフェルター
ペーパー内側にクレープは無く(凹凸がなくツルツル)内側の表面積は小さい仕様です。
このためコーヒー微粉の付着可能面積が狭くなり、水流路の確保が難しくなり、若干湯が
留まり気味になります。

逆に外側にはクレープ(浅めに凹凸がある)を付けたことにより、流れ出たコーヒーを
スムーズに流します。
ということは理論上内側でコーヒーを留め、アロマを十分引き出すことが可能になる。
表面積が狭いことにより紙の密度は高く、微粉をほぼ完ぺきに除去するため、
クリアなコーヒー抽出を実現しやすい。

↑理論上はこういう考えになります。



試供品の提供があったのでまずは浅煎りコーヒーフェルターで実際テストしました。
浅煎りコーヒーフェルターがイチバン違いが出やすいというアナウンスがありましたので。

使用コーヒー豆:パナマカルメンゲイシャ・ナチュラル
使  用  量:18Gで200ML抽出
コチラをクリックしてご覧ください。


そして既存のレギュラー品との比較、飲み比べした結果は
コチラをクリックしてご覧ください。



次回は深煎りコーヒーフィルターで検証する予定です。