スタバの超人気商品「フラペチーノ」誕生秘話

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。
今日はスターバックスコーヒーの超人気商品「フラペチーノ」誕生秘話です。


毎年春が近づいてくるとスターバックスからフラペチーノの新商品が出ます。
(出るらしい)
桜をテーマにしたフラペチーノが出ることが定番になっており、いつも人気です。
コーヒーはもちろんですが、、フラペチーノの方が看板商品じゃいのか??





一般大衆がコーヒーを飲み始めたファーストウェーブに始まり、スターバックスなどチェーン店が
登場したセカンドウェーブ、ブルーボトルコーヒーなど更にコーヒーのクオリティを上げた
サードウェーブというように

セカンドウェーブの立役者は間違いなくスターバックスコーヒーでしょ!
ドリップコーヒーやエスプレッソ系のラテやカプチーノなどが語られることが多いですが、
今となっちゃ「フラペチーノ=スターバックス」ですよね。


◆フラペチーノの歴史



フラペチーノを発明したのは実はスターバックスコーヒーではありません。
フラペチーノを発明したのは「the Coffee Connection」というボストンにあるカフェ。

1992年にthe Coffee Connectionのオーナーがコーヒーの売上げが下がる夏場を
どうすれば良いか??試行錯誤する中
ミキサーにコーヒー、砂糖、牛乳、氷をブレンドしてみたところ、クリーミーで
めっちゃ美味しいコーヒーアイスシェイクが出来た、、、、これが
フラペチーノ誕生の瞬間でした。


ボストンがあるニューイングランドではミルクシェイクのことを「フラッペ(frappe)」。
それに「カプチーノ(captino)」を合わせて「フラペチーノ(Frappuccino)」。
これがフラペチーノという名前の由来です。たしかにネーミングも響きが良いですよね。


このフラペチーノはボストンのコーヒー文化を大きく変えました。そして店の売上も順調に上がり、
翌年には店舗数も2倍の23店舗にまで増えました。そのタイミングでスターバックスコーヒーが
「coffee connection」直営23店舗とフラペチーノの使用権を買収したいと相談。
1994年にthe Coffee Connectionを23億円で買収しました。
フラペチーノはスターバックスコーヒーでも予想通りバカウケ。
年後の1996年にはフラペチーノ
だけで52億円の売上をあげました。 



その後もフラペチーノの人気は衰えることを知らず、現在でもスタバの売上に占める
フラペチーノの割合は高く、世界中のスターバックスの売上の20%は
フラペチーノであり、
金額で見ても2,000億円超えらしいです。




あんなのコーヒーじゃねぇ~し!!コーヒー屋なら美味しいコーヒーで勝負
しろや!って言う方多いしね。


確かにその通りっちゃその通り。でもね。。。フラペチーノの発明とスタバがフラペチーノを
世界中に広めたことを通して、コーヒーを楽しむ人やコーヒーの楽しみ方がさらに増えたの
は間違いないです。


コーヒーが嫌いな女子でも、スターバックスのフラペチーノを友達と
飲むのは好きという人は多いと思います。フラペチーノの誕生によって、
今までコーヒーを飲まなかった層の人でも違った方法でコーヒーを楽しむことが
できるようになったわけだし

この意義はコーヒー業界全体にとっては良いことだったと思いますよね。。。