今日はエチオピアモカの産地のお話しをお送りします。

つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。
今日はエチオピアモカの産地のお話しをお送りします。

フレスタで通常販売しているエチオピアモカ「ストロベリーモカ」
「ラズベリーモカ」はシダモ県「イルガチェフ村」で栽培されたコーヒー豆です。

そして今回数量限定でおすすめ★★★する「熟成モカ」は
同じエチオピアでもシダモから南部に位置する「グジ県」の「シャキッソエリア」で栽培された
コーヒー豆です。
※上の画像を参照してください。



昭和の時代、日本では「モカ」=イエメンモカ。いわゆる高級銘柄「モカマタリ」が代表的
な銘柄です。


その後2000年台に入り彗星の如く表われたのが「エチオピアの軌跡」と謳われた
「イルガチェフ」でした。



こういう歴史背景もあり現在日本国内においてエチオピアコーヒー=イルガチェフ
なんですね。



イルガチェフェがあまりにもエチオピアコーヒーとして名を馳せているため、
「グジ」は知名度は高くありません。しかし、グジはイルガチェフェと肩を並べる
エチオピアコーヒーの産地なのです。

今では一大産地のオロミア州の中で最もブランド力のあるエリアに成長しました。 
イルガチャフよりも少し乾燥している地帯にあるため、ナチュラル精製した時に
より個性的な風味が生まれることがこのグジの特徴。 




イルガチェフのフレッシュなフルーツ感に対してグジは中米のワイニー精製のような
ワイン感・ジャム感のあるフルーティな性格を持つと言われています。


ここ数年は日本も「グジのモカ」結構輸入されていますね。


もうこの辺はお好みですね。



最後にこの「熟成モカ」の正式なスペックを!!

Tade GG Highland農園という単一農園産のモカです。農園主は農学者でもあるTesfaye氏。
2000年から2004年の4年間にわたりグジ地区シャキッソ村で発生した大規模な山火事により、
大打撃を受け僅かな森林と荒れ果てた土地となってしまった故郷の姿に心を痛め
『故郷の森林を再生したい』と5ヘクタールの土地を購入し2004年珈琲と栽培を開始しました。
これがコーヒー栽培のルーツです。





生 産 国:エチオピア
生産地域:オロミア州 グジゾーン シャキッソ
規   格: G1
標   高: 1800m~2000m
収 穫 期: 10月~1月
精製方法: ナチュラル
乾燥方法:天日乾燥
熟  成: チェリーを1年の定温倉庫保管