今日はコスタリカのコーヒーについて記事を 書いてみました。
つくば市フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。今月のおすすめが
コスタリカコーヒーですので、今日はコスタリカのコーヒーについて記事を
書いてみました。
コスタリカ(Costa Rica)は中央アメリカの小さな共和国です。北はニカラグア、
南東はパナマと国境を接し、南は太平洋、北はカリブ海に面しています。
この小さな国土の中に、地球上すべての生物種のうち5%が生息しているといわれている
ほど生態系に富んだ豊かな国土です。環境保護先進国としても名高く、全国土の1/4以上が
国立公園・自然保護区に指定されています。
コスタリカは1988年からコーヒー栽培を法律によってアラビカ種のみに限定し、
ロブスタ種の栽培が禁止されました。そのため、コスタリカはスペシャルティコーヒーが
コーヒー生産量の約50%を占める、高品質なコーヒーを栽培する国として知られています。
※ロブスタ種=缶コーヒーやインスタントコーヒー用に主に使われる苦みの強い品種
産地は7つのエリアがあり最もメジャーな地域「タラス」このタラスがコスタリカで
最も有名なコーヒー生産地域の一つであり、地元経済の主な収入源となっています。
■栽培品種
主な栽培品種は、カツーラ、カツアイです。
そのほかにも、ブルボン(Bourbon)、ビジャ・サルチ(Villa Sarchi)、
ビジャロボス(Villalobos)、などが栽培されています。
■コスタリカコーヒーといえばHONEY(ハニー)プロセスという半水洗式の精製方法。
※「ミューシレージ」というヌメヌメした粘性の物質
私も初めて知ったことですが、2000年頃にイタリア大手コーヒーメーカーのイリー(illy)社と
日本のリクエストで生まれた精製方法みたいですね。
パニープロセスである
「果肉除去後、ミューシレージを付けたままパーチメントコーヒーを乾燥させる方式で
生豆を生産する」という製法の詳細についても事細かにイリーからの指示だったんですね。
しかし「ハニープロセス」という名称はイリーが使い始めたものではなく、
イリーはこの製法のことを「セミウォッシュト(semi-washed)」と表現
していたそうです。
ではハニープロセスという表現はどこから来たのか!?
コスタリカのコーヒー輸出業者「デリカフェ」によると、同社の精製施設を訪問した
ある日本の商社の担当者がこの製法で作られたパーチメントコーヒーを見て
「ハニーコーヒー」と呼んだことがキッカケで、それが現在の名称の起源になったそうです。
名称に限っていうと
HONEY COFFEE = MADE IN JAPAN!!なわけです。
さらには、、、、
まるでワインのブドウのような見た目の「ワイニープロセス」
中米(パナマ・コスタリカなど)を中心に多いコーヒーの精製法の1つである
ワイニープロセス
コーヒー精製法の1つで「ナチュラル製法」です。
この製法を湿度の高い中米で行うとコーヒーチェリーが「腐敗」しやすいという特徴があります。
ワイニープロセスは完熟したコーヒーチェリーをゆっくりと乾燥させます。この時に、
コーヒーチェリーが腐敗ではなく「発酵」します。どちからというと干しぶどう、貴腐ワインの
ようなイメージなので「ワイニープロセス」と名付けられた精製方法です。