一体コーヒー豆の価格はどのようにして決まるのか??

◆コモディティコーヒーの値段は農地でなく先物市場で決まる
※「コモディティ(=日用品)コーヒー」とはスーパーなどで見かける、一般的に安価で流通しているコーヒー豆のことで、商品先物取引によって価格が決められ売買されるコーヒーのことです。
今回は普段何気なく飲んでいるコーヒーの価格がどのように決まっているのかに注目したいと思います。
例えばスターバックスコーヒーではショートサイズのホットコーヒーが302円(税込)セブンイレブンでは100円(税込)で売られていますが、その値段は元をたどっていくと、コモディティコーヒーの先物取引所で決まっているんですね。
■コモディティコーヒーの価格は先物取引所で決まる
(1) アラビカ種はニューヨーク取引所、カネフォラ種(ロブスタ種)はロンドン取引所で行われる。ご存じの通りコーヒー豆は大きく「アラビカ種」とか「カネフォラ種(ロブスタ種)」の2種類に分けられます。アラビカ種はざっくり言うと美味しくて高いコーヒー豆です。フレスタはじめスタバもですし、、各コーヒー豆の専門店などでは基本的にこのアラビカ種が使われています。 一方で、カネフォラ種(ロブスタ種)はざっくり言うと苦いだけでそこまで美味しくないけど安いコーヒー豆です。このコーヒー豆は缶コーヒーやインスタントコーヒーなどで使われています。

これらのコーヒー豆の値段を決めるのが先物取引所です。この先物取引所によってコーヒー豆の値段を世界のルールみたいな形で決まってしまい、コーヒーの値段をここで決めてしまうわけですよ。アラビカ種のコーヒー豆はニューヨークの取引所で決まり、カネフォラ種(ロブスタ種)のコーヒー豆はロンドンの取引所で決まります。 実際には輸入の度に値段の交渉を行うこともあるのですが、実際に値段を交渉してから商品が届くまでにタイムラグがあるのでコーヒー豆の相場が変動してしまうことがあります。この先物取引所はコーヒー豆の価格交渉をしてから実際に輸入されるまでの間に価格が変動してしまうリスクを回避するためにも使われています。 ほとんど全てのコーヒー豆はこのような仕組みで値段が決定しています。そしてこの仕組みで値段が決定するコーヒー豆のことをコモディティコーヒー(またはコマーシャルコーヒー)と言います。
次回はコモディティコーヒーの価格は具体的にどうのようにして決まるのか?をご紹介していきます。
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