今年は2種類のアナエロビックコーヒーをご紹介できます。


独特の風味はじめインパクトが大きかった嫌気性発酵されたコーヒー豆「アナエロビックコーヒー」今期もゲットしました。今年は2種類のアナエロビックコーヒーをご紹介できます。



画像左側から・・・
■コスタリカ・ホジュ農園アナエロビック”ワイニー”
■コロンビア エルパライソ”ダブルアナエロビック”

原料は見た目から明らかに違いがわかります。

・コスタリカのアナエロは48時間嫌気性発酵後→果肉を付けたままの状態で天日乾燥された所謂「ナチュラル」に   
 精製されます。業界では格好つけて”ワイニー”って言ってます。笑

・コロンビアのアナエロは昨年に引き続き同じ銘柄をゲット。果実の状態で48時間、さらに脱果肉後再度96時間と2
回に渡り嫌気性発酵された”ダブルアナエロビック”


追記として・・
このWアナエロビックコーヒー@コロンビアは実はコーヒー業界に衝撃を与えた話題の銘柄なんです。2018年コロンビアで開催された「カップ・オブ・エクセレンス」という世界的な品評会でどよめきが起こります。
何と最高値で落札されたのは1位のコーヒー豆ではなく10位のこのアナエロビックだったのです。しかも1位の倍の落札価格だったというのですからまさに前代未聞。www


審査委の点数評価としては10位。しかしオークションでの人気と価格はダントツの1位。

いったいどんなん??ってあなたも興味わいてきますよね。


今日2種類の豆が揃ったので早速ローストタイム!!

ローストしてしまうと見た目はほぼほぼ一緒にです。ローストポイントもほぼ一緒のハイロースト(中煎り)。しかし全く違うキャラクターに仕上がります。

コスタリカ「アナエロワイニー」はナチュラル仕立てらしい果物感たっぷりの甘い香り、香り強めです。酸味も穏やかフルーツ優しいお味。冷めてくると甘さが顔を出し終始バランスが良いので何杯でも飲めちゃう感じです。

一方のコロンビア「Wアナエロビック」はかなりノーマルな原料の見た目とは裏腹に生豆からはラム酒のような甘い香り。香りというかはフレーバー付けてんじゃね~の?っいうくらいです。テイスティング時のカップからはマスカットやライチのような甘い香り。フレッシュな果物というよりかは熟した果物の香り。ひと口含むと熟れた甘さがあり、酸味もあり複雑に混ざり合った旨味。何とも表現しがたい味です。後味の余韻が長くずっと口の中にライチというかマスカットというか果物感が残ります。

同じ嫌気性発酵された異なるタイプのコーヒー豆。気分に合わせて楽しんでもらえそうなので焙煎士としてもうれしいです。ローストポイントもハズれてなさそうなのでこれでイケそうです。



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