コーヒーのスマトラ式とは?特徴や味わい.



コーヒーのスマトラ式とは?特徴や味わい.

コーヒーの精製方法は大きく分けて4つの精製方法がありますが、中でも独特な方法を取っているスマトラ式。
コーヒーチェリーの果肉と粘質物(ミューシレージ)を除去後、50%ほど水分が残っている生乾きの状態で脱穀し、種子の状態で本格的な乾燥をさせる方法です。その名の通り、インドネシアのスマトラ島など一部の地域で行われています。

雨が多い土地柄のため、乾燥期間を短くするために考案された方法で、独特な風味を醸し出します。
スマトラ島で生産されたアラビカ種のコーヒーは、いわゆるマンデリンとです!当店でも人気の高いコーヒーですね。




◆他のコーヒー豆の精製方法との違いとスマトラ式の特徴

〇他の精製方法と違う3つのポイント
◆完全に乾燥させる前(生豆の状態)で脱穀すること。
他の精製方法はいずれも完全に乾燥させてから脱穀しているのに対して、
スマトラ式は水分が50%ほど残った生豆の状態で脱穀していることが、最大の違いです。

◆乾燥工程が二度に分かれていること。
生豆の状態で脱穀するため、再度本乾燥が必要になります。
他の精製方法は完全に乾燥させてから脱穀するという一度の
乾燥に対して、スマトラ式は乾燥工程を二度行っています。

◆各農園が自分たちで予備乾燥まで行う
多くの産地では、通常果実の状態でコーヒーチェリーが
業者へ集荷され、精製場で処理されます。しかし、
スマトラ島では各生産農家が予備乾燥までの工程を
行っているので脱穀と本乾燥のみ、業者が行っているというのが、
他の精製方法と異なる点です。





深い緑色した生豆。他の精製方法で作られた豆と比較してみると、
スマトラ式のものはひと目でわかるほどです。さらに
マンデリンは粒が大きいしね!!




↓ ↓ 脱穀をした生豆の状態で乾燥をします。この作業も他の精製方法には
見られないスマトラ式独自のものです。
すでに生豆になった状態で乾燥をするため、日数は3-5日くらい。
これも熱帯気候が大きく影響しています。



こんな感じで雑学を読んでから改めて飲むマンデリン。。。


また違った印象を受けるかもですね。