荒野の”苦い想い出”の甘い珈琲豆グァテマラ「ウイッツマティグ」今年も限定販売しますっ!

フレスタ@あらの珈琲創業13周年記念企画その3



西大通り沿いにあった2010年創業当時のお店。当時は「フレスタ」という屋号でした。

開店準備をしてた2010年3月、一台目の焙煎機メーカーが主催するセミナーに参加するため大阪難波へ。
初日午後からの実践セミナーで初めて焙煎したのがグァテマラの珈琲豆でした。当時素人同然のボクが焙煎しても甘くて美味い!とわかる珈琲豆でしたね。

一発で気に入りました。

2日間にわたり10種以上の銘柄を焙煎しましたが、やはり1番最初に焙煎したグァテマラの珈琲豆がイチバン美味しく感じたので、その場で「送ってください」と即決。
つくばへ戻ってから数回テストをし2010年4/28の開店から販売を開始しました。

今思うと当時のボクの焙煎スキルなんて「ショボイ」の一言。それでも不思議とこの豆だけは美味しく焙煎出来てたのです。お客さんにも好評でした。今後もグァテマラはこれでいこう!と決めていたので次の予約も早めに入れておいたのです。


オープンから約一か月後・・・
初代焙煎機メーカーから連絡がありました。「大変な事が起きてしまった。さっき輸入元の〇〇珈琲から連絡があり、予約していた全量を間に入っていたブローカーが他所の大手コーヒーチェーンに売ってしまったらしい」と。
契約違反もクソもない、、、これがラテン語圏と付き合うってことなのです。日本人の感覚ではあり得ないことが普通に起こるのが世界なんだと・・・痛感させられました。その後二度とこの豆は輸入されませんでした。


それから12年が経ち・・・・
昨年これも偶然なのか?必然なのか?それとも運命なのか?その当時他所に売られてしまったのと同じ銘柄の豆が日本へ入荷してきたのです。当時と同じ「ブルボン種」100%が!ドンピシャのタイミングで購入することが出来たので嬉しかったですね~。


昨年もみなさんに好評だったので「もし今年も入荷したら・・・・1袋頼みます!」と輸入元さんへお願いしていたら今年も13周年記念に何とか間に合った!!


■荒野の”苦い想い出”の甘い珈琲豆今年も限定販売しますっ!

Guatemala Finca Huitz Matig, Bourbon
□グァテマラ ウイツマティグ農園 ブルボン 100g830円+TAX 200g1600円+TAX
300g 2200円+Tax

たぶん入手した1袋35㎏のみで終了となりますので数量限定販売です。

早速ローストしましたのでテイスティングの模様を・・・・・




その当時とは焙煎スキルも焙煎機も変わっているので比べようがありませんが、甘い風味は今年も健在!安心しました。甘いです。酸味、苦味のバランスも実に良いです。あまり浅く焙煎すると酸味が際立ちそうだったのでシティロースト(中深煎りでもド真ん中)あたりをローストポイントにしました。グァテマラの豆なので香りや味わいに突出した個性はあまりありません。そのかわり滑らかな質感と甘み+酸味+苦みのバランスに長けています。
今この記事を書いていて突如思い出しました。


2010年オープン時から今もお客さんでいてくれるある女性が言ったひと言。

「これってさぁ・・コーヒーらしいコーヒーだよね。今美味しいコーヒー飲んでるって実感するわ・・・」


あれから13年が経過しオープン当時よりだいぶデリケートな焙煎が出来るようになったと自分でおもいます。
ウイッツマティグ「コーヒーらしいコーヒーであり、今美味しいコーヒー飲んでるっ!」って実感できるコーヒー。


ウィッツマティグ」今も美味しい豆でいてくれてありがとう!

「ウィッツマティグ」今も美味しいままでいてくれてありがとう!






あらの珈琲 焙煎人 荒野より