冷凍保存したコーヒー豆は、常温に戻さなくても大丈夫??


冷凍保存したコーヒー豆は、常温に戻さなくても大丈夫??


あらの珈琲ではコーヒー豆を冷凍保存していただくことをおススメしています。
「豆のまま」でご購入し1ヶ月で飲み切るなら常温でも基本大丈夫です。
しかし気温が上昇してくる今時期から夏場にかけて酸化の進むスピードが早くなります。
特に粉の状態でご購入の場合や飲み切るのに1か月以上かかってしまう場合は、必ず冷凍保存していただくことをオススメします。
 
冷凍することで、コーヒー豆の酸化を防ぐことができ、
半年以上経過しても美味しい状態で保存することができます!

とはいえこんなご質問をよくいただくことがあります。

●「冷凍した豆を挽いて、そのまま淹れても大丈夫なの?」

●「常温に戻さなくても大丈夫?」

●「出来上がりの温度は低くならないの?」

結論から言うと『冷凍庫から取り出したら、すぐ淹れても大丈夫です。』




とはいえ「ホント??」って思われてる方も居ると思うので
昨日、実際にテストを!!



画像向かって左側『オリジナルNO1』常温。
右側『オリジナルNO1』4日間冷凍した豆
※冷凍庫から出した瞬間からフリーザーパックが曇る?結露しますので
使う分の豆を取り出したら直ぐに冷蔵庫に戻しましょう!




■コーヒー豆の温度
冷凍庫から出して1分位経過してから計測。
・冷凍保存豆→5.3℃
・常温保存豆→22-23℃※室温と同等でですかね。

完璧!正確!ではないので大体で・・・・

豆の状態で20℃弱の温度差があります。




常温、冷凍ともに
18gの粉で200ml抽出
どちらも92℃で蒸らしをスタート→25秒後ドリップをスタート。




冷凍したコーヒーで淹れた抽出液(200ml)の温度


常温保存したコーヒーで淹れた抽出液(200ml)の温度
※撮影のタイミングで多少の誤差はあります。



冷凍庫から出してすぐは表面温度に約17-18℃の差がありました。挽いたあとも温度差がなくなることはありません。グラインダーでコーヒー豆を砕くことによって摩擦熱が生じるので、それぞれ温度は上がりますけどね。

しかし・・・お湯を注ぐと、その内部の温度はほぼ一緒に。

出来上がりの抽出液も、保存方法による温度の差が出なかったので、
冷凍することで「できあがったコーヒーがぬるい!」なんてことはありませんね。



■肝心の味は如何に!!
風味、味わいとも問題ナシっ!!大丈夫!
冷凍庫から直ぐに出してドリップても香り、味わいと大丈夫ですよ。


飲み切るのに、1か月以上かかってしまいそうだな~と感じた場合や

特に夏に向かって気温上昇してくる季節は迷わず冷凍庫へ!!

ていうか改めて冷凍保存をオススメします!!
 
召し上がる際は、そのまま挽いて、いつも通り淹れてくださって大丈夫!!