手挽きコーヒーミル ステンレス刃?それともセラミック刃?VOL2


手挽きコーヒーミル ステンレス刃?それともセラミック刃?
コーヒーマニアには必須の論争『ステンレス派』VS『セラミック派』
あなたのコーヒーミルはステンレス派でしょうか?それともセラミック派でしょうか?


軽く説明すると、ステンレス刃は切れ味が良いぶん値段が比較的高くなりがちで、セラミック刃は水洗いができて手入れが楽ちんな特徴があります。
今回は「セラミック刃」がオススメ!!という観点からお話しします。


「経年劣化しにくい」「水洗いができて手入れしやすい」など、様々なメリットからセラミック製のコーヒーミルをすすめる記事も多くありますね。

■ていうかセラミックって何??
一言でいうとなれば金属やプラスチック以外で、人の手によって作られ燃えない物質すべて」がセラミック素材です。陶器やコンクリート、セメントなどがセラミックです。セラミックの特徴は硬くて熱に強いため、経年劣化しにくい点です。


再度お伝えします。
『コーヒーミルのセラミック刃と金属刃(ステンレス)の違い』



◇セラミック刃のメリット
・コーヒー豆に素材のにおいがつかない
・水洗いが可能
・硬度が高いため摩擦熱に強い
・経年劣化しにくい


◇セラミック刃のデメリット
・ステンレス製に比べて切れ味が劣る
・落とすと割れやすい
・微粉が多い




◇ステンレス刃のメリット
・豆の切れ味が良く挽き心地が軽快
・微粉が少ない

◇ステンレス刃のデメリット
・コーヒー豆に金属臭が移りやすい
・摩擦熱が発生しやすい
・刃の耐久力が低め

↑上記を見ると、セラミック刃の方が良いように思えます。しかし高性能のミルの多くには金属製の刃が使われたコーヒーミルが多いのが事実です。
その要因はコーヒーの味を安定=「粒度を均一にする」

やはりこの点においては『切れ味の良いステンレス刃』が優れているためです。

セラミック製はすり潰しながら豆を挽くのに対し、金属(ステンレス)は切り刻みながら豆を挽くため、均一性は金属製の方が高くなるからです。

一長一短何処を重視するか!!です。

「コーヒーの味をとことん追求したい」という考えなら
『ステンレス刃』!

性能そこそこ使い勝手もOK!この辺で十分っていう方なら
『セラミック刃』が良いかと。




■最後にセラミック刃コーヒーミルを選ぶメリットは・・・

1.手入れが簡単
セラミックは水に濡れても錆びたり劣化しない素材のため、水洗いが可能でミル刃についた微粉も綺麗に落とすことができます。

2.熱伝導性が低い
静電気が発生しにくい素材のため、熱伝導性も低くコーヒー豆が痛む(熱が加わる)心配がありません。よりこの点を重視するならセラミック製が良いかと。


3.経年劣化しにくい
セラミック素材は硬度が高いため、耐久性も問題なく経年劣化しにくいです。長く使いたいと思っている方にミル刃がセラミック素材のコーヒーミルはおすすめです。

逆に金属製は素材の性質上、経年劣化を起こしやすい。まめに手入れしない場合は経年劣化のスピードは早まります。


いかがでしたでしょうか??
今回2回にわたり、コーヒーミルの「セラミック刃と金属刃(ステンレス)の違い」「セラミック刃のメリット・デメリット」「ステンレス刃のメリット・デメリット」ついてご紹介しました。各々一長一短あるのでご自身が何処を重視するか!!です。