“酸っぱいマンデリン”はアリ??
”酸っぱいマンデリン”確かに存在します。別にそれを非難するべきではありませんし、非難する気もありません。
因みに上の画像↑は当店のマンデリンです。豆面がテカテカ黒光りする位に深く焙煎しているので酸っぱくありません。でも酸味はちゃんとあります。でもその酸味はたぶん感じないか、もしくは気にならないとおもいます。その理由は他の旨味要素の苦味や甘みとのバランスだとおもいます。
マンデリンという銘柄は酸味を豊富にもっています。質も良い酸味をたっぷり含んでいれば含んでいるほど・・
■クオリティは高いです。
■ボディも強いです。
なので単純に浅く焙煎すれば強い酸味の味になります。さらにボディ(飲んだ時に感じるコク??)も強いので「酸味が協調されたずっしりとした重たい味」
「独特の風味が化学変化しきれないケミカル的な風味」
浅煎りのマンデリンの印象です。
しかし焙煎人荒野はそういうテイストを好まないので「酸の強さ、ボディの強さ=風味も強い」マンデリンだからこそ深く!焙煎します。(より苦味に進む)あくまでも質の問題にもよりますが「酸が強い、ボディが強い」豆なら深く焙煎しても苦味だけでなく香り、風味、旨味がちゃんと残ります。ある焙煎ポイントを超えると逆に苦味の尖りが消えスッキリとした後味になります。
・マンデリンの不思議な部分でもあり・・
・マンデリンのオモシロイ部分でもあり・・
・マンデリンの焙煎の難しさでもあります。
ここ数年ずっと言い続けていますが、、半製品で輸入された生豆を焙煎という行程を経て『珈琲豆』が完成します。分厚くカットした生の肉を焼くという行程を経て「ステーキ」になるのと一緒です。レアで食べるか、ミディアムで食べるか、それともウエルダンで食べるかですよね。
なので珈琲焙煎は料理と一緒!!元々の原料の特性をどう料理するかで味が決まります。だからどうにでもなっちゃうわけです。同じ原料のマンデリンを浅く焙煎すれば「酸っぱい」と感じる味になるし、深く焙煎といってもヤリ過ぎてしまえば苦味が強すぎる味にもなります。珈琲焙煎には法律も決まりもないから自由なんです。だからややこしい!!
ぶっちゃけ言うと・・・
最高の原料で完璧な焙煎が出来た珈琲豆なら・・・・
円錐だろうが・・・
台形だろうが・・・
どんなドリッパーだろうが・・・
どんなコーヒーメーカーだろうが・・・
プレスだろうが、サイフォンだろうが・・・
器具、抽出方法なんて関係なく
どんな淹れ方したって旨い珈琲が出来る!!
荒野はそう信じている!
だからそういう珈琲焙煎を目指しています!
珈琲焙煎人になって14年目・・・
もしかしてもっと美味しくなるベストポイントがあるんじゃないだろうか?
まだまだ腕を磨く可能性はあるとおもっているんで・・・
“” />