味と香りを楽しむ嗜好品ワインとコーヒーVOL2


味と香りを楽しむ嗜好品ワインとコーヒーの共通点~~後編。
~~■□美味しいコーヒー、ワインの定義■□~~

スペシャルティーコーヒー協会が謳う美味しいコーヒーの定義
・「際立つ印象的な風味特性があり」=香りや風味がハッキリ感じられること(さらにそれが複雑であること)
・「爽やかな明るい酸味特性があり」=質の高い酸味があること
・「持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと」=余韻が長く、甘味を感じること


上記3つです。


『甘み』の評価を除けば多くの方が感じる『美味しいワインの定義』と同じですよね。

ワイン好きがコーヒーを好きになるのも、逆にコーヒー好きがワイン好きになるもの
容易に頷けます。




共通点その② 数ある品種
ワインには、黒ブドウのカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、ピノ・ノワール、白ブドウはシャルドネやソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなど、多くのブドウ品種が存在します。



コーヒーにおいても、ワインと同様にたくさんの品種が存在します。コーヒー豆の品種は、まず「アラビカ種」と「カネフォラ種」に分類されます。

アラビカ種は、一般的にカネフォラ(ロブスタとも言う)種よりも風味が良いとされ、現在生産されているコーヒー豆の半数以上を占めている品種です。


近年人気のスペシャルティーコーヒー最高峰の「ゲイシャ」も、このアラビカ種の一つ。元々の原産地はエチオピアで、標高1000~2000mの熱帯高地での栽培に適しており、栽培には大変な手間が掛かります。さらに霜や乾燥、病害虫などにも弱いため、栽培がとても難しい品種です。

味わいは酸味が強く、花のような香りやエレガントな余韻が特徴。ブドウ品種に例えると、ブルゴーニュのピノ・ノワール的なイメージですね。

一方カネフォラ種に属するのは、ほとんどが「ロブスタ」という品種で、病気に強い特性を持ちます。ロブスタ種は苦味が強く渋みがあり、主にインスタントコーヒーなどに使用されています。



『ワインと同様に、コーヒーもお気に入りの品種を見つけると楽しいですよね。』
↑ ↑ タマにこういう感じの記事を見ることがありますが、、、

実際コーヒー専門店から見るとここはちょっと違うところですよね
ワインならピノノワールが好みとか、、私はサンジョヴェーゼやカベルネが・・・・お気に入りの品種を見つける楽しさがありますが、コーヒーに関しては焙煎という工程があるので『お気に入りの品種』を見つける!楽しむ!とはまた違います。品種というよりかは産地の差が大きいと思いますよね。


とはいえコーヒーとワイン同じ嗜好品として共通する点意外に多いんです。

両方の嗜好品を仕事にしてきて改めて楽しいなぁ・・・って感じます。