8周年の節目として




こんにちは~つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒー豆とイタリアワインの専門店
フレスタあらの珈琲 焙煎人荒野です。

今月4/28で当店は8周年を迎えることでできます? 出来そうですね(笑)
開店当初は世界各国のワインを販売しておりましたが、、、
2017年からイタリアワインのみに絞って、より深くイタリアワインの個性を掘り下げてご紹介しております。

今回8周年の節目としてとっておきのワインをご紹介します。





多くの方にウケそうな味 購入しやすい価格 ストーリ性や話題性等々今回は色んな角度から考慮しておりません。僕が大好きなワインの造り手のある銘柄 そのワインを試飲して自信をもってあなたにご案内できると判断したら 一切の迷いなくそのワインを8周年の節目のワインとして販売しよ!と。。。。


4日間かけて試飲しました。やはり僕の期待通りでした。そのワインとは、、、、

その前にグラスに注がれる瞬間を!コチラです。



■ミケーレ・サッタ カヴァリエレ2011
(イタリア・トスカーナ/サンジョベーゼ/フルボディ・赤)
5000円(5400)

コーヒー焙煎職人荒野、ワイン職人ミケーレ・サッタ
同じ職人として彼がつくるサンジョベーゼははやり最高でした。

早速4日間かけての試飲から、、、
たぶん2001ヴィンテージあたりまでは、ボルドー型のボトルでしが僕がカヴァリエレの魅力を知った2007ヴィンテージにはブルゴーニュ型になっていました。ラベルもキャップシールのデザインも2011年からリニューアルになったようです。使ったグラスもボトル形状に習ってヴィノムのブルゴーニュ型。


賛否両論分かれた2011ですが、、、ほんのりと甘味のある果実香と、バリック熟成らしいほんのりとした樽香り。それもそれでお上品。口に含んでみるとまず柔らかい果実味の甘みが、、、酸味もやさしめに丸く。果実味、酸味、渋味ともに角が取れてていいです。2009ヴィンテージより、よりエレガントで飲みやすさも感じ、とてもなめらかでキメが細かい。密度は十分。力強さというよりも、しっとりとエロスさえ感じるいい熟成感です。「つゆだく」感のあるサンジョヴェーゼの旨味。少しピノノワールぽさも感じます。


2日目 香りが開いてきたっ!スミレ!まさにサンジョベーゼらしい華やかさ。ミケーレらしいボディの強さと肝である酸味、旨味がよりパワーを増した感じ。熟成したサンジョベーゼの醍醐味が、、、、いよいよ本気モードになってきました。


3日目も2日目同様に旨味と酸味、果実味の存在感はしっかりと!実に艶っぽい、、、巧いなぁ・・・・熟度の高さもあるがここがピークなのか?



4日目 ピークがそのまま維持してるんじゃないですか~ いやいや旨い!旨味全開
感動そのもの キャンティ、ブルネッロ等内陸のサンジョベーゼとはまた違いここはボルゲリ。サッシカイアや、オルネッライアが台頭全盛期はまるでここはカルフォルニアのナパ並みの国際品種のイメージが今なお色濃くありますが内陸と比べると内陸のサンジョベーゼと違い、海抜も低く温暖な土地のサンジョヴェーゼを、従来のスタイルに固執することなくIGTとして仕上げた自由なサンジョヴェーゼ。


カヴァリエレ2011ヴィンテージもはやり僕を裏切りませんでした。



まだ高額なワインの在庫があるから、、、それわかります!しか~し!


これ飲まんかったらアホっすよ! っていうくらいこのワインに5000円出すに十分な価値あるワイン
だと思いますよ!











お花見のための、、、

こんにちは!つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒーとイタリアワインの専門店
フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野です。

先週3/10に開催された「第10回ワインスペシャル試飲会」も無事終了~。
ご参加くださったみなさまありがとうございました。
次回は6/9(土)開催予定となっております。










今回のセレクトはドンピシャだったらしく 嬉しい限りです。


今日はその中で 気候的にも春に向かい 桜も今期は例年より早めの開花

「お花見にもってコイコイ」のロゼワインが人気でした。




イタリア・カラブリア州の超ローカル品種「ガリオッポ」で造るどピンク色のロゼ!

若々しいフルーティな果実味と何処となく?スパイシーなニュアンスもあり 
余韻もしっかりあり! 今回このロゼウケましたね。

因みにこのロゼがろみひチャンがイチオシ。 評価低かったらどうしよ~!って
ドキドキしてたらしく(笑) しかしスペシャルに好評だったので一安心ですね。



そこで今回、試飲会当日 スタンダードクラスの中でも人気、販売数とも上位だった
ワインを集めて「お花見ワインセット2018」を予約販売します。





※画像左側から、、、、

今回の試飲会では出してませんが、毎回即完売の「チリの泡!」
①ウンドラーガ・ブリュット 1400円+TAX 
(辛口・白スパークリング)

泡もちの良さとキレイなのど越し、コスパ高いです。 聞くところによると
元「モエ・シャンドン」の醸造担当者がチリに移住して造っているみたいです。
どうりでね! この泡はお付き合いのある、地元鉾田の洋食屋さん3代目&ソムリエさんが
コスパの高さを絶賛してたチリの泡! 確かにコスパ良いね!

②カンピーリョ ブランコ フェルメンタード エン バリーカ 2200円+TAX
(スペイン・リオハ/ビウラ100% 辛口・白)
現在 2000円前半で樽の風合いが効いた白を探すってなかなか難しい!
しかしありましたよ!スペインに!酸と新樽が絶妙に溶け合ったバランス。
試飲会当日も売り切り お替り再発注も10本以上です。スッキリ感だけでない
ブドウの旨みを感じれます。


③サンフランチェスコ ロザート 2000円+Tax
(イタリア・カラブリア州・チロ/ガリオッポ・辛口ロゼ)
↑で説明した通り!僕の予想通りウケましたね。お花見の主役に!

何もかしこまった「お花見」でなく桜咲く近くの公園にこれ1本と
あたりめ+七味マヨーズがあれば それだけでOKっす! 辛い食べ物にこの
ロゼは凄く合いますよ!


④フェド・マッカリ ネロダーヴォラ 1900円+TAX
(イタリア・シチリア州/ネロダーヴォラ100 ミディアムボディ・赤)

年々美味くなってます! その理由は樹齢が古くなって葡萄に旨みが乗って
きてることが一つの要因です。 土着ネロダーヴォラのたっぷりの果実味と
チキンやハム・ソーセージ 〆の赤には良いんじゃないでしょうか。。。




2007の熟成感

こんばんは! つくば市並木ショッピングセンター内 自家焙煎コーヒー豆とイタリアワインの専門店
フレスタプラスあらの珈琲 焙煎人荒野です。

いよいよ今週の土曜日「第10回ワインスペシャル試飲会」が開催されます。
以前もご紹介しましたが、今回のスペシャル企画は

「イタリアVSブルゴーニュの熟成対決」 

そこでこのワイン紹介するのすっかり忘れてました!(笑)
↓ ↓ ↓ ↓



■Brunello di Montalcino Manachiara

・ブルネッロ ディ モンタルチーノ マナキアーラ2007 
 フルボディ・赤 12000円+TAX


【イタリア3大ワインのひとつ「ブルネッロ】
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、イタリアトスカーナ州のワイン産地で、サンジェヴェーゼの変異種であるブルネッロを使った力強いワインを生産している地域です。バルバレスコやバローロと並んで、イタリアの3大赤ワインとして賞賛を受けています。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、イタリアトスカーナ州のワイン産地で、シエーナ県南部にあるグロッセートとの県境に「モンタルチーノ村」があります。








左側地図⑦がモンタルチーノ村。このエリアがDOCGの認定を受けたのは1980年で、バローロと並んで最古の指定となっています。


【ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ産のワインの特徴】
イタリアンワインの大半を構成しているサンジョヴェーゼ種ですが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのぶどうはサンジョベーゼの突然変異種だと言われています。特に粒が大きく皮が厚いため、
サンジョヴェーゼ・グロッソ種または、ブルネッロ種と呼ばれて区別されているようです。

また、タンニンについても他の品種と比べてきめ細かく力強くなっており、グロッソという名前のとおり、
フルボディワインには最適な品種と言えるでしょう


※グロッソ=イタリア語で大きい、荒いとかを意味する。
 因みに「キァンティ」エリアは「サンジョベーゼピッコロ」ピッコロはイタリア語で「小さな」という意味で、この品種のサンジョヴェーゼは実際に粒が小さめです。
「ブルネッロ」は粒の大きいサンジョベーゼって感じですね。



このブルネッロ・ディ・モンタルチーノを名乗るワインは100%全てにおいて、ブルネッロ種を使っていなければいけないとされており、その濃さとタンニンの強さから、最低でも4年という長期間の熟成が必要とされるのが特徴です。(その中でも2年間はオーク樽の中で熟成されるとか…)


ベリーの香りとガーネット色の見た目、バニラとスパイスのニュアンスを持つのが特徴。熟成に耐えられる力強さを持っており、抜栓についても他のワインとは違っていて、ヴィンテージであればあるほど早めに栓を抜く必要があります。古くからあるワインの教科書によれば、飲む8時間前に栓を抜くようにと書かれているほどです。


以上がブルネッロ ディ モンタルチーノというワインの歴史、特徴です。


で!今回の出展されるブルネッロは「テヌータ シルヴィオ・ナルディ」の単一畑「アマキアーラ」の
サンジョベーゼグロッソ(ブルネッロ)のみで造られた、、、、
「ブルネッロ」の良ヴィンテージのひとつである「2007」産です。

現ワイナリー当主「エミリア・ナルディ」女史。彼女の父「シルヴィオ・ナルディ」は、1950年にモンタルチーノの土地に1,216haの土地を購入、ワイナリーを興しました。1962年から所有している古い畑であり単一クリュ(畑)がこのマナキアーラです。
1985年頃からエミリアが当主となり、「ナルディのフラッグシップワイン」としてブルネッロ・ディ・モンタルチーノの単一クリュとなるマナキアーラを1995年ビンテージから醸しています。


ステンレススチールのタンクで醸しと発酵が約20日施され、フランス産の新樽バリックで12ヶ月の熟成後、スロヴェニア産の大樽に移され18ヶ月の追熟成の後瓶詰めされます。


【エミリアのワイン哲学である「ソフト&エレガント」】
所有畑はブルネッロ生産地域の北西部と東部に位置し、ナルディの「ブルネッロ」はパワフルな南部のブルネロと比較し、力強さに上品なエレガントさがプラスされます。


僕も2015冬以来の「マナキアーラ」です。たぶん密度の高い、どっしりとしたフルボディさを感じると
おもうんですよね!でもでも!しっかりと良質の酸が溶け込んでいるので、重さを感じながらも、もう一杯‥と杯はススム。ワインなんじゃないでしょうか???   実に楽しみです!こうご期待!!
















勢ぞろいでごわす!



試飲会に出展するワインたちが勢ぞろい!

スーパータスカン、ブルネッロからウンブリアの土着「サグランティーノ」、北イタリアのピノ。
南イタリア・プーリアのプリミティーボ そしてブルゴーニュ いよいよ役者が揃いましたね!

週末にとっておきの!

3/10に開催される「第10回ワインスペシャル試飲会」

週末にご主人と!彼氏と!ゆっくりごはん食べながら飲んだら良いよね~っていう
コンセプトでセレクトしたワインを数種出展します。




画像向かって左側から

□カンピーリョ ブランコ フェルメンタード エン バリーカ 2200円+TAX
(リオハ州/ビウラ100%/辛口・白)


フレンチオークの新樽使用。上品な果実味に豊かな樽香がマッチした味わいです。
この価格帯でしっかりと!そして嫌味なく!樽の風合いを楽しめる白って段々となくなって
きているので、、しっかとした味わい深~い。ワインです。いつか試飲会で出そう~って
やっと実現したおすすめの白!


□サン フランチェスコ チロ ロザート 2000円+TAX
(イタリア・カラブリア州チロ/ガリオッポ100/ロゼ・辛口)




イタリアのワイン産地でも超マイナーな地域カラブリア州にある「DOCチロ」という
エリア 土着品種「ガリオッポ」という黒ブドウで造られるロザート。
ちょい濃い目のサーモンピンクの色。フルーティでハツラツとした香り。ほんのり
スパイシーさも感じるバランス良いロゼ!  夕食の万能選手です。



□ロシュバン ブルゴーニュ シャルドネ VV 2200円+TAX
(仏ブルゴーニュ・マコン地区ACブルゴーニュ/シャルドネ/辛口・白)



現在の「ACブルゴーニュ」クラスだと最下限です。 ブルゴーニュ高いですからね。
樹齢の古い樹から造られるシャルドネ。この価格帯でもしっかり1年間の樽熟。
フレッシュな果実味とキレイな酸 。微妙で絶妙な樽の風合い。 ごはんがすすみますね!
健康的なお食事とブルゴーニュの白! オシャレっ~





そして最後は
□ライン 39 ピノノワール 2400円+TAX
(カルフォルニア/ピノノワール/ミディアムボディ・赤)


ベリーのちょい派手な香りとしっかりめの果実味でタンニンがとても
しなやかです。そしてほんのりとスパイシーな樽の風合い。 これ良いっすよ!
オークの香りがアクセントになってお肉食べちゃお~って感じ。



スペシャルクラスばかり目が行きがちですが、、、これら脇役も
クオリティー抜群だと思いますよ~。。。。 ぜひぜひ。。。。


ロマンティックな1本

こんにちは。つくば市並木ショッピングセンターにある自家焙煎コーヒーとイタリアワインの専門店
フレスタプラス@あらの珈琲 焙煎人荒野です。

あなたにもぜひシェアしたいワインがあります。



□ イル・バチャレ2015 3100円+TAX
(イタリア・ピエモンテ/バルベーラ、ピノネロ、メルロー、カベルネ ミディアムボディ・赤)


このワインはフレスタろみひの誕生日用にしよ!と密かに決めていたワインです。
年明けフレスタでちょい新年会的な飲み会があり、そこで久々開けたワイン。
「イル・バチャレ」 チャーミングなベリーの香り。んん・・・これはピノネロ(ピノノワール)が
効いてますね。飲み口がめっちゃ柔らかく やわらかい酸味とトゲトゲさをまったく感じないタンニンが
見事に味のバランスを整えています。 優しくて、まろやかなんだけど味わい深いボディ、、、、、
そして複雑な余韻。 この余韻がまたいいんだっ! うっとりする位心地良さを演出してくれます。
やはりブライダというワイナリーが造る「バルベーラ」は旨いですね。。。。


そしてこのワインには数々のストーリも!「イル・バチャレ」とはピエモンテの方言で
「巡り合い」とか「結婚仲介人」という意味があります。

ピエモンテ土着のバルベーラ種と国際品種ピノネロやメルロー等を見事結婚させた(ブレンド)って
いう なんともロマンティックじゃないですか!


優しさの中にもしっかりとした飲み応えを感じるワインだから
どちらかというと、、、、、近所に住む「世話焼きおばちゃん」的な、、、

「この人良いひとだから是非付き合ってみて!」と勝手に段取り組んじゃうような!(笑)



このワインを輸入している会社さんは新たな取引先が決まると「これも何かのご縁です。
お互い良い巡り合いになれば、、、、」と「イル・バチャレ」をプレゼントしていたとか、、、、


日頃バリバリ頑張っているろみひチャン。フレスタとひょんなことから「巡り合い」5年が経ちます。
よくもまぁ~頑張るなぁ~っていう位頑張ってくれています。日頃の感謝を込めて今年はこの
ワインをプレゼントします。こういうテイストのワイン彼女好きですからね! 
ロマンティックなストーリーあるワインですので、、、
結婚祝いのプレゼントをはじめ、、、色々と用途の幅が広がるワインです。

今回、輸入元さん年度末の決算企画で限定60本のみ 3100円(3348)を⇒2800円(3024円)で
販売スタートです。




このワインの生産者「ブライダ」
バルベーラの歴史を変えたと言われ、ピエモンテ州モンフェッラート地区ロケッタ・ターナロにワイナリーを
構え ピエモンテでもトップクラスのワイナリーです。そして
創業者の故ジャコモ・ボローニャの存在を無くして現在のバルベーラワインの繁栄を語ることはできません。

「酸味が強く、普段飲みの素朴なワイン」だったバルベーラを、畑での手入れに工夫を凝らし、
初めて醸造にバリック(225Lのオーク樽)を採用した人物です。研究の末、どんな高級ワインに勝るとも劣らない、骨格のある、それでいてまろやかで味わい深いバルベラワインを造り上げたのです。

現在も「バルベーラ」=「ブライダ」の地位は揺るがない!










熟成ブルゴーニュVOL2

さてもうひとつの「熟成ブルゴーニュ」とは、、、、



↓地図⑪の「ニュイ・サンジョルジュ」エリアの畑で造られる



◆JEAN TARDY  NUITS ST GEORGES BAS DE COMBE2007
・ジャン タルディ ニュイ サン ジョルジュ バ ド コンブ2007 10,000円+TAX

(コート ド ニュイ・ACニュイ・サンジョルジュ/ピノノワール・赤 ミィデアム~フルボディ)




ジャンタルディは(地図10)ヴォーヌ・ロマネ村に本拠地を持つブルゴーニュのトップドメーヌです。
1945年、ヴィクトル・タルディが名門メオ・カミュゼ家とのメテイヤージュ(分益小作賃貸契約)から
スタートしました。その後、後を継いだ2代目「ジャンタルディ」がドメーヌを拡大します。
現当主は3代目である「ギヨーム タルディ」です。








ジャン・タルディ

ギヨーム・タルディ



父・ジャンタルディのスタイルはどっしりとした長熟タイプのワイン。
3代目ギヨーム自身は、ブルゴーニュだけでなくオーストラリアでも修行を積み、クラシックなワイン
造りのスタイルを踏襲しつつ、より早くから楽しめるワイン造りを目指しています。

といっても「ジャンタルディ」のワインは基本ドッシリ系ですね。


今回の「バ ド コンブ」という畑は北はヴォーヌ・ロマネ1級畑レショーム、東はオーレアに
挟まれた人気畑のピノノワールです。
「ジャン・タルティ」のワイン=「力強さとシルキーさを兼ね備えた」
こんな代名詞をよく聞きます。 さらに熟度も増した2007 
先の「ヴォルネイ2006」とは
また違ったブルゴーニュスタイルをぜひ楽しみたいですね。


こちらもご期待ください。

熟成仏ブルゴーニュ

今日は3/10ワイン試飲会 スペシャル企画「熟成イタリア熟成仏ブルゴーニュ」
のブルゴーニュ編です。



GEORGES LIGNIER VOLNAY PC 2006
 ジョルジュ リニエ ヴォルネイ PC 2006  7000円+TAX 
(ブルゴーニュ・ヴォルネイ産プルミエクリュー/ピノノワール100/ミィディアムボディ・赤)

2006産のブルゴーニュでも「コート ド ボーヌ」ヴォルネイエリアで造られるワインです。

まずはブルゴーニュの地図をご覧ください。




Cote de Beauneの中の↓


ヴォルネイとは↑(地図22)に位置します。

「ジョルジュ リニエ」というドメーヌのワインです。


↑の地図⑦モレサンドニを本拠地にして、③マルサネ、⑥ジュヴェレ シャンベルタン
⑧ジャンポール ミュジニィなど
4つのグランクリュ(特級畑)を所有し、畑も16ヘクタールと比較的大きな土地を所有するドメーヌ。

非常に高い評価を受けていながらも、現在も生産量の半分をネゴシアンに売却しているため市場に流通する量の少ないドメーヌでもあります。

※ネゴシアン⇒「ブドウを農家から買ってワインを造ったり、出来たワインを買って販売する業者」のことです。


ブルゴーニュの大部分のドメーヌが、70年代、80年代に化学肥料を多用し個性の薄いワインを作っていた時期に、誘惑に見向きもせず、かたくななまでに使用する肥料は堆肥のみ。

醸造に関しても、天然酵母のみを使用しワイン造りを行ってきた、本当の意味で
「古典的なブルゴーニュ」を造り上げる生産者です。


ウケを狙った?作り込んだあまい果実味ではなく、ギュッと凝縮したエキス分と、
ミネラル感を封じ込めた骨太のワインは、本当に長期熟成型。
1本空ける頃にこのワインの良さがしみじみわかるって感じ。


色も流行の濃い色調とはことなり、やや薄めですが、その色からは想像できないほどの
強い旨みが閉じ込められています。



色調も赤というかレンガ色に薄かったです。


昨年末輸入元さんの薦めもあり半分自分用に買っていました。
ちょうど新年会もあったので、開けるにはナイスなタイミングでした。


グラスに注いだ感じからも熟成の高さを楽しめそう!
予想通り口当たりは超が付くほどしなやかで、スルっ~と喉を通過します。
酸も尖りが無くなって果実の若干の甘みとミネラル感。旨みの余韻が押し寄せて
きます。メゾンカイザーのバケットがより美味く感じてきますね。


たぶん今飲むのが良いタイミングな感じのワインです。

1/3位残ったエキスをちょうど一週間経ったころ飲んでみのですが、、、、

それでもしっかりと旨みが残ってましたね。


 パワフルさは無いけどクラシックなブルゴーニュらしいブルゴーニュワイン
を楽しみたいと思っている方にはまさにドンピシャです!









これもヤバそう!

どうも並木のコーヒー屋 荒野です。

そしてもうひとつの熟成イタリアとは、、、、、

Sagrantino di Montefalco 25anni 2001 Arnardo Caprai
《ウンブリア/サグランティーノ》

サグランティーノ ディ モンテファルコ 25 アンニ 2010 12000円+TAX




イタリア中部ウンブリア州のモンテファルコというエリアで造られている
ワインです。 地図でいうと↓この辺です。


?がウンブリア州都ペルージャの南東部に位置します。



当店のウンブリアワインといえば、、、、
世界一ポリフェノール含有量が高い土着品種「サグランティーノ」で醸される
赤ワインです。サグランティーノという屈強なブドウを世に知らしめた功労者が
「アルナルド・カプライ」という男です。


1992にDOCGに昇格した「モンテファルコ・サグランティーノ」その基礎を築いた元
祖的存在が「アルナルド・カプライ」です。
今回出展の「25アンニ」がアルナルドカプライを全世界に
知らしめたキュヴェです!


まずはカプライ物語から、、、、




1971年、繊維の仕事で成功したアルナルド・カプライは、5haの畑を購入したのが
始まりです。もちろん、そこにはサグランティーノが植えられており、
アルナルド・カプライは畑を買い増しして行きます。


1988年には息子で現オーナーとなるマルコ・カプライがワイナリーに参加、
1989年にはマネージメントを任されます。マルコ・カプライの代になり、
1990年‥ミラノ大学との共同研究で、より良いサグランティーノの
クローンを開発するなど高品質化が進んだとも言えます。


※現当主のマルコ。傲慢さを地でいくような、、、、しかし来日すると
 キレイな女性にはめっちゃ優しいとの情報。(笑)如何にもイタリア~ン!

以上が「アルナルド・カプライ」の概要です。





今回出展されるのは2015年にイタリアで最も権威あるワイン専門評価誌
『ガンベロロッソ』と『ヴェロネッリ』ダブルで最高賞を獲得した
7年熟成を経た2010ヴィンテージです



ウンブリア州のモンテファルコ地区という‥小さなエリア
でしか栽培されていない稀な土着品種で、近年、生産者も
増えはしましたが、その作付け面積は100ha程度。

※鉾田市の大きいメロン農家だと2-3haは栽培されているので
 メロン農家40軒くらい?だから地区レベルで言ったらなかり
 少ないことが想像できます。

それまでは、サンジョヴェーゼと混在されて栽培されており、
サンジョベーゼだと思われていた‥という品種でもあります。


タンニン量の多さから、バリック(225L小樽)での熟成‥という近代の醸造技術が
確立されていなかったので元々はパッシート(甘口ワイン)に用いるブドウだったわけです。

1979年に、このアルナルド・カプライを始め、ようやく辛口(ドライ)な
スティルワインとしての
サグランティーノ・ディ・モンテファルコが誕生します。

その屈強で豊富なタンニン、高いアルコール度数は、

「ヴェネトのアマローネに比肩するワイン」と評されました。




このサグランティーノ・ディ・モンテファルコの第一人者は、
やはりこのアルナルド・カプライですよ!

この「25アンニ」は収量を徹底的に抑える為、
グリーンハーベストを行っています。ステンレスタンクで
約20日間醗酵後、フレンチオークの新樽バリックで26ヶ月の熟成、最低でも8ヶ月以上の
瓶内熟成を経てリリースされています。




☆グリーンハーベストとは、、、、
まだ緑色で小さく未熟なブドウを収穫し、残った果房に光合成で得た
エネルギーを注ぎ込ませる。そうすることで、よく成熟し、
風味が十分あるブドウを収穫することができる。それを行わないと、
風味が薄く、未熟なブドウができることになる。

骨太でどっしりとした果実感に力強いタンニン。
トップ級のスーパートスカンとも引けをとらない実に偉大なワインと言われており。
熟成能力も余裕で20年以上あり、



世界屈指の赤ワインの一つと言われる「25アンニ」

超~楽しみです! 






カプライの初ヴィンテージである1979に
「モンテファルコ・サグランティーノ・コッレピアーノ」がリリース
※僕1本だけ2009ヴィンテージ確保してます。

そして↑そのリゼルヴァとして25周年に発表されたのが今回の
「モンテファルコ・サグランティーノ・25アンニ」

「世界屈指の赤ワイン」とカプライを世界に知らしめたワインです。




≪DOCGサグランティーノ・ディ・モンテファルコの概要≫



モンテファルコは、ペルージャの南、アッシジからスボレートにかけての地域で、標高の高い尾根沿いに位置する関係で、「ウンブリアの手すり」と呼ばれる。この尾根沿いの街・モンテファルコは、古代ローマ時代からの街で、街の二重の城壁は中世にが築かれた。


ワインは、土着品種・サグランティーノ種100%で造られる<赤>。サグランティーノ種は、中世に既にモンテファルコで栽培されていたといわれるが、そのルーツは定かではない。フランチェスコ派の修道士がポルトガルから持ち帰ったという説もあれば、プルニウスの著書にあるイトゥリーオーラ種が起源であるという説もある。いずれにしても、現在はモンテファルコにのみ植えられている品種で、長い間この地方独自の品種として、地域の教会で守られてきた。
今日でも1500年代から続く厳しい規定に従い収穫される。当時は苗を切った者は絞首刑にされたという。甘口ワインとして造られていたが、近年辛口も造るようになり評価され、1993年、甘口のパッシートも含めてDOCGに認められた。
ワインは濃く深いガーネット色で、ラズベリーを思わせる甘い香りがあり、力強く、長期の熟成に耐えるしっかりした味わいを持つ。辛口はアルコール度数が13%以上、甘口は14.5%以上を必要とし、2年半以上の熟成を要する。















これはヤバそう!

今回のスペシャル企画「熟成イタリア熟成仏ブルゴーニュ」

まずはこのワインからご紹介します。


・ラ マッサ カルラ6 2011産 14,000円+TAX
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ100・フルボディ》




当店では「ラ・マッサ」というトスカーナワインで
お馴染みの「ファットリア ラ マッサ」。


※左側がIGT企画の「ラ・マッサ」このワインもフレスタで人気です。


まずは「ラ マッサ物語」をどうぞ!


キアンティ・クラッシコの中心地グレーヴェ・イン・
キアンティ地区のパンツァーノに位置し、1992年、
ジャンパオロ・モッタ氏が25haの畑を購入し、
31歳の若さで 興したワイナリーです。


地図でいうと↓この辺ですね。※順を追って。
まずはトスカーナ全体図


↓ ↓ ↓ ↓ 



州都「フィレンツェ」から南下すると「キャンティ・クラッシコ」エリアがあり
この⑥がグレーヴェ・イン・キアンティ地区 この地区の中に
銘醸地「パンツァーノ」があります。





※「ラ・マッサ」のオーナージャンパオロ・モッタ氏 超~カッコ良いっす。



キアンティ・クラッシコの中心地グレーヴェ・イン・
キアンティ地区のパンツァーノに位置し、1992年、
ジャンパオロ・モッタ氏が25haの畑を購入し、
31歳の若さで 興したワイナリーです。

ナポリ出身のジャンパオロ氏は、1989年に
家族が経営していた革のビジネスを辞めて、
彼自身の夢であったワイン造りへの道へ!

有名なキアンティ・クラシコの2つの生産者の
下で修行を積み、仏ボルドーにも修行に行った経歴。

土地探しの協力をしたのがあの著名な醸造コンサル
カルロフェリーニ氏。当然エノロゴ(醸造担当)も
カルロフェリーニだったみたいです。

キャンティクラッシコDOCDの法改正により国際品種の
混醸が認められた2003年、キャンティ・クラッシコ地域の
土地に根ざした品種のワイン造りにこだわり、自分の理想を追い求めるため
ジャンパオロ氏はキャンティ・クラッシコ協会から離脱します。



今回出展予定の「カルラ6」と同じく「ラ マッサ」の代表作で
ある「ジョルジョ・プリモ」(※上記ワイン画像の右手)というワインも
以前は「キャンティクラッシコ ジョルジョ・プリモ」でした。
(サンジョベーゼ90・メルロー10とか)が

現在はサンジョヴェーゼは使用されずにカベルネソーヴニョンを主体にメルロとプチヴェルドを
混醸したボルドータイプに生まれ変わっています。
エノロゴもボルドーのステファン・ドゥルノンクール氏に変わってます。

まぁ~ざっとこんなストーリーがある「ラ マッサ」。




今回の「カルラ6」※(最上部画像のワイン)は最上区画NO6
のサンジョベーゼのみで醸したパワーあるフルボディ。
でも超エレガントです。

1年前の試飲会でも同じワインをご紹介しましたが,今回「特別なセラー」で
さらに熟成されているので
“あの時”とはまた違い、より熟度の高さを楽しんでいただける自信がありますね~。
かなり印象が変わり
印象深くなること間違いナシでしょ!

2003まで「キャンティクラッシコ」を造っていた
「ラ マッサ」ですが、、、
たぶんその当時から目指すのは「キャンティクラッシコ」
ではなかったのかもしれませんね!

「キャンティクラッシコ」の銘醸エリアの
サンジョベーゼのみで造られたワインですが、、、、

サンジョベーゼ100で造ったスーパートスカーナ!
というイメージが当てはまるのかもしれません。

ぜひ今回、たっぷりの果実味、熟度の高さをご堪能ください。