Q2. ブラジルでは何が起きているの?
A. 雨不足が続き、収穫への影響が心配されています。
アラビカコーヒー最大の生産国・ブラジルでは、
主要産地ミナスジェライス州の降雨量が
平年を下回る状況が続いています。
コーヒーは天候の影響を非常に受けやすい作物です。
この雨不足が、
今後の収量や品質に影響を及ぼす可能性があり、
市場では引き続き警戒されています。
Q3. 相場はこれからも上がり続けるの?
A. 実は、少し落ち着く兆しも見え始めています。
アメリカがブラジル産コーヒーへの関税を撤廃したことで、NYアラビカコーヒー相場は、急激な上昇からゆるやかに落ち着く方向へ動き始めました。
ただし、
天候などの不確定要素はまだ多く、今後の動きについては慎重に見守る必要があります。
Q4. 在庫は足りていないの?
A. 回復し始めていますが、まだ十分とは言えません。
NYアラビカの認証在庫量は、少しずつ回復傾向にあります。
しかし現時点では、昨年の約半分程度の水準にとどまっています。
在庫が十分に積み上がらない限り、相場が大きく下がるにはもう少し時間がかかりそうです。

Q5. インドネシアのコーヒーが高いのはなぜ?
A. サイクロン被害による物流・品質リスクが大きいためです。
昨年11月、インドネシア・スマトラ島を中心に
非常に珍しいサイクロンが発生しました。(まさにマンデリンの産地!)
洪水や土砂崩れにより、生産地や道路、物流網に大きな被害が出ています。
収穫した豆の乾燥や輸送が難しくなり、品質リスクが高まっていることから、
価格にもすでに影響が出始めています。

Q6. スタンダード品とプレミアム品で違いはある?
A. プレミアム品は、引き続き高値が続いています。
在庫が回復し、相場が落ち着いてくれば、スタンダードなグレードの豆は
徐々に価格が下がる可能性もあります。
一方で、私達が販売する生産量が限られているプレミアムコーヒーは、
希少性が高く、引き続き高値で推移する見通しです。
Q7. 国内の店頭価格も影響を受けているの?
A. すでに値上げが始まっています。
国内では、大手メーカーが一部家庭用コーヒー製品の値上げを発表しており、
今年度(2026)も実質的な店頭価格は10〜30%程度上昇すると見られています。
これからについて
コーヒーは、世界の天候や社会情勢と深く結びついた農作物です。
相場は短期的に上下を繰り返しながら、しばらく不安定な状況が続くと考えられます。

そんな中でも、
できる限り品質と価格のバランスを見極めながら、
「今、美味しい一杯」をこれからもお届けしていきたいと思っています。
そして焙煎家として原料の質は落とさず乗り切りたいですね。
