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みんなモカが好きなんじゃない?

  • 珈琲豆
  • 2026年10月10日

なんだかんだ言って、みんなモカが好きなんじゃない?


10月のおすすめコーヒー「深モカ」。

何年やっても、やっぱり人気ですね~。
ありがとうございます!

「待ってた~~!」

という方もいれば、

「そろそろやるだろうと思ってたよ」

という方も。

この前なんて、思いがけない方から注文をいただいて、
心の中で「えっ!深モカ知ってたの?」と驚きました。

こういうの、嬉しいですよね。

飲んだ味を覚えていてくれる。
次に販売するのを楽しみにしてくれる。

焙煎している側としては、また丁寧に作ろう!と思える出来事です。

そして、ふと考えました。

「酸味が強いコーヒーはちょっと……」

と言いながらも、なんだかんだ言って、皆さんモカが好きなんじゃないか?

ウチの人気No.1「ストロベリーモカ」も、エチオピアのコーヒーです。

それって、コーヒーのルーツがエチオピアだからなのか?

ちょっと気になって調べてみました。

コーヒーの故郷と、モカの魅力。

普段飲んでいるアラビカ種のコーヒー。その原産地とし
て知られているのがエチオピアです。

エチオピアには、アラビカ種の豊かな遺伝的多様性があり、
コーヒーの風味も実に多彩。

ただ、「コーヒーの故郷だから、誰もが自然と好きになる」とまでは
言えません。

荒野が店で感じているモカの人気は、もっと一杯の味に近いところに理由がある気がします。

それが、あの華やかな香りと果実を思わせる風味。

「酸味があるか、ないか」だけでは語りきれない魅力です。

好きなのは、嫌いなのは 酸味の問題だけじゃない。



当店のストロベリーモカなら、イチゴを思わせる甘い香りと、甘酸っぱい果実の風味。

酸味も味わいの一部ですが、それだけを切り離して飲んでいるわけではありません。

香り、甘さ、酸味、後味。
それが一緒になったときに「おいしい」と感じる。

だから、「酸味は苦手」とおっしゃる方でも、モカの香りや甘い余韻は好きなのかもしれません。


これは、日々お客さんと話しながら感じている、自分なりの考えです。

そして、そのモカの魅力を違う表情で楽しめるのが

「深モカ」なんです。


深く煎っても、楽しめるモカの個性。

いつもの中煎りでは、明るく華やかな果実の風味を楽しんでいただく。

一方、今回の深モカは、酸味が穏やかになり、チョコレートのような
コクとまろやかな苦甘さが出てきます。

その奥に、モカらしい果実の風味。

しかも今回は、タイミング良くストロベリーモカのニュークロップ、
新しい収穫の豆を使うことができました。

ひと言でいうなら……

「ストロベリーチョコ!!」

チョコレートのような苦甘さに、ストロベリーを思わせる風味が重なる。

この組み合わせが、今回とてもいいんですよね。

焙煎を進める途中で、モカらしい風味がいったん弱まるところがあります。

でも、さらに進めたフルシティローストあたりで、

ふたたび顔を出すポイントがある。

今回の豆で狙っているのは、そこです。

いつもの中煎りにも、深モカにも、それぞれの輝くところがあるんです。

また飲みたくなる味がある。

深モカの人気を、「エチオピアがコーヒーの原産地だから」のひと言で説明することはできません。

でも、その土地の豆が持つ個性を、焙煎でどう引き出すか。

そこには、何度飲んでも飽きない面白さがあると思っています。


「モカは酸っぱそう」と思っていた方にも、深モカはひとつの入り口に
なるかもしれません。

そして、いつものモカが好きな方には、同じ豆の違う
表情を楽しんでいただける。

「待ってたよ」
「次はいつ?」

そう言っていただける理由は、きっと飲んだ後に残る、
あの香りや味の記憶なんでしょうね。

今年も、その期待に応えられるように。

ストロベリーチョコを思わせる今回の深モカ、
丁寧に焙煎してお待ちしています。