シャブリってブルゴーニュワイン??
- ワインの知識
- 2025年08月21日
今日はブルゴーニュワインについて問合せがあったのでお話しを進めていきます。
こういった質問でした。『シャブリってブルゴーニュワイン??』なの??

確かにっ!そう思われる方も多いのではないでしょうか?
↑の地図を見てもシャブリ地区はブルゴーニュ地方のワイン産地「コート・ド・ドール」からは近くない!、、、
なのでブルゴーニュとはまた別か!!ってね。
しかし結論から言うと白ワインの銘醸地シャブリもブルゴーニュです。

※↑フィロキセラ(害虫)にヤラれてしまったブドウです。
■フィロキセラ■
シャブリ地区が他のブルゴーニュ栽培地と離れた地区になったその理由に、フィロキセラが関係します。
1863年フランスで見つかり、世界で猛威を振るったフィロキセラ(ブドウネアブラムシ)フランス、ブルゴーニュ地方も大打撃を受けました。
元々シャブリ地区は今の地域よりはるかに大きく、ブルゴーニュ地方北部全域で栽培していました。
パリへの流通もあり順調だったワイン産地が、フィロキセラの影響にてシャブリ地区も深刻な状態になります。
そのタイミングでパリへの電車が開通、南フランスのワインがパリへと流れていきます。
全域の植替えには費用がかかり、安価なワインは南フランスワインもパリへ流通している・・・
残念ながらほとんどの土地が、フィロキセラと関係ないお金になる作物へと変わっていきます。フドウ栽培を断念してしまったわけです。

“栽培地区を一箇所に”
残った生産者は、より上質なシャブリ・ワインを造るために生産地を限定し、スラン川を挟む両岸をメインに栽培を集中させます。
スラン川右岸には7つのグラン・クリュ、両岸には40クリマあるプルミエ・クリュなど世界的にも名声ある地域になっていきます。
この事もあり、つながっていたブルゴーニュ地方が、シャブリの栽培地域を減少させたことによって、離れ小島のようになった理由です。
元々はシャブリから現在の長い細い「コート・ド・ドール」も繋がっていたわけですね。
改めて勉強になりました!
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