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ブルゴーニュで最も優美で女性的なワインって？？
「シャンボールミュジニーでしょ！」

シャンボール・ミュジニーは北をモレ・サン・ドニ、南をヴージョに挟まれた人口僅か300人強の小さな村です。ブドウ畑は特級、一級、村名すべて合わせて約180haと広くなく、生産者の数も20名に満たないほどです。由緒ある畑はいたずらに面積を増やすことなく、他の村と比べても全体的に高品質なワインを生み出し続けています。

シャンボール・ミュジニーの最大の魅力は、華やかで愛らしい香りとシルクのように滑らかな飲み心地。ブルゴーニュで「最も女性的」と言われる優美で可憐な味わいは、世界中のワインラヴァ―を虜にしています。（決して大袈裟じゃない・・っっｗ）ホント優美っす。


■優美なテロワール
ワインのスタイルを決定づける大きな要因。
●１つ目は、石灰岩を基盤とする土壌です。石灰質が多い土壌はミネラルを豊富に含み、ブドウに繊細を与えてくれます。
●２つ目は、起伏の大きい地形。地層深くまで貫く亀裂が多く、樹の根が石灰岩の層まで深く伸びミネラル分を多く吸い上げます。
●3つめは標高の高さ。丘陵地の斜面に位置しているため標高が高くブドウの熟成を過度に進ませることなく酸を保った状態で収穫することが可能です。

これらが優美で可憐なワインを生み出す秘訣ですね。





■～北と南でそれぞれ異なる魅力を放つシャンボール・ミュジニー～
シャンボール・ミュジニーのワインは、北端と南端に位置するボンヌ・マールとミュジニーという2つの偉大な特級畑が象徴するように、村の北部と南部でワインの特徴が異なります。
ボンヌ・マールは、コート・ド・ニュイ北部の村々に倣って比較的粘土質を多く含む土壌。傾斜が穏やかなため表土が厚く、ジュヴレ・シャンベルタンのようにしっかりとした骨格のワインが生み出されます。

一方、南端のミュジニーは、石灰質の岩だらけのクロ・ヴージョに隣接。石灰岩由来のミネラルが優美な骨格と緊張感のある気品を持ち合わせたワインを生み出します。さらにそのミュジニーの直下に位置する特級畑並みの評価を受ける特別な一級畑がレ・ザムルーズ。「ミュジニーの妻」とも呼ばれ鮮やかさや華やかさが際立ったそのスタイルは、格別の人気を誇ります。
（↑の地図を参照ください。）
※因みに今回の試飲販売会では⑧「レ・ザムルーズ」の次に人気の高いプルミエクリュ「レ・シャルム」が登場します。（↑地図の⑦）

 

⑦レ・シャルム　LES CHARMES
レ・ザムルーズに次ぐ一級畑。非常にチャーミングな果実味と豊満な丸みを持つスタイル。

⑧レ・ザムルーズ　LES AMOUREUSES

「恋人達」「恋する乙女たち」の名を持った特級と並ぶ銘醸畑。ミネラル感に富んだ極上のエレガンス。ていうかグランクリュより高額です。